第十四章 point of doubt 11 ~章吾~ | Point of contact ~接点~

Point of contact ~接点~

芸能人との恋愛ってアリですか?
大人の女性向けの小説です
通勤通学、コーヒータイムに
お楽しみください♪

撮影現場は主役の栢山のもと

一致団結



確実に着実に
俳優として名をあげていってる栢山



どう違うんだ?

何が違うんだ?


もどかしい


同じ事務所で同じような路線で

スタートした

栢山大樹と佐伯章吾


実力派俳優として認められた栢山


そして俺は

お世辞にも実力があるとは・・・



手を抜いてるつもりはない
だけど
スルスルと台詞が滑り落ちていく


どんな抑揚で

どんな低い声で話してみても


相手役のテンションでわかる

現場は栢山の出番がある日は
空気が良い


なのに
俺だけだと滞る・・


演出家もカメラマンも
どこか諦めたような感じが伝わってくる


扱いにくいんだろうな
元アイドル
再プレイクしかけたところで
このスキャンダル

実力もなく
ついには主役クラスから
コースアウト


年下のタレントも
気を使いすぎて
俺とのシーンでは間がカラまわって・・・


完全にアウェイ


いや

ただのアウェイなら逆にやる気がでたかも



人の仕事の邪魔をするなって

・・・沙夜さんの言葉が痛い


沙夜さん
今どうしてる?


まだ職場の居心地は?
誰かにいじめられてない?



お互いに気をつかいあってスレちがって
もどかしくなって


昨日も険悪な空気のまま電話を切った


東京へ・・

俺のところにきて・・・?


ついつい焦って

言ってはいけない言葉を

彼女に押し付けてしまう


point of doubt ~疑点~

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