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Point Number One [ 映画レビューblog ]

映画レビューのblog。マイナーなタイトル多目。

原題:The Nines
映画『9-ナイン』のDVD
監督:ジョン・オーガスト
脚本:ジョン・オーガスト
出演:ライアン・レイノルズ、ホープ・デイヴィス

9-ナインのあらすじ

傷心のTVドラマ俳優のゲイリー(ライアン・レイノルズ)は彼女との想い出の品を燃やしたあとに車で出掛け、初めてクラック(・コカイン)を経験するがその帰りにラリって自動車事故を起こしてしまう。
そしてしばらくは自宅軟禁で謹慎をすることになるが、家にはどうも誰かがいる気配がする。
そしてある日、覚えのない「9を探せ」というメモがあることに気がつく…


映画『9ナイン』の予告編(eng)

ライアン・レイノルズの出演シーン

9-ナインの感想

ゲイリーがコカインを買おうと売人達に声を掛けると、彼等は戸惑うのですが、ゲイリーが「刑事なのはテレビの中だけだよ!」と改めて当たり前の事を言ったら、安心して売ってくれるシーンが笑えました。
そのあとで、やり方が分からないので通りすがりの黒人売春婦に方法を尋ねるのですが、やり方が分からないなら、わざわざ売人に「クラックをくれ」って指定しなきゃいいのに。
(クラック・コカインは鼻で吸うのではなく、コカインを煙で吸うために加工してあるもの)

劇中のドラマでゲイリーが演じている刑事が『CSI マイアミ』のホレイショを完全にパロディーにしているのも良かった(決めゼリフの前にサングラスを外してキメ顔をつくる)。

肝心の全体評価としましては、サスペンス性もそんなになく、急な展開で謎が解き明かされる事もなかったですが、一回だけ観る分には「これはどういう事だろう?」と色々と考えながら観れるのでいいと思います。


9-ナインのワンシーン



ネタバレ感想

また「実はあの時死んでました」オチじゃないだろうな?と思ったら違いました。
なので彼が死んだ後にR.I.P.Dに入って、ゴーストと戦う事もありません(笑)

気になる伏線はたくさん張られているんですが、特に回収されないか、されたとしても大したアレじゃないです。
最初に出てくるストーリーのキーになっている「9を探せ」というメモも、パイロット版ドラマの試写をした後で、視聴者に書いてもらったアンケートに関して「9点をつけた人の意見が大事だ」と言うことに対してのただのメモ書きだったし。

もう一人の自分にぶつかったりするのも、二階で足音がしたのも、途中で手話の少女に出会うのも、留守番から「9、9、9、9、9…」と再生されたのも、大して意味はなかったですからね。
強いて言えば、色んなバージョンの自分として生きてきたから、という説明しかありません。

結局はオチは神様が10としたら彼は9位の存在で、自分が作ったいくつもの世界で自分が何者か忘れる位のめり込んで、その世界に人間と同じように生きてきたという結末です。
手話の少女も毎度登場するキャラみたいですが、なぜ手話かという説明はないし、世界によっては普通に話せるし。
ちなみに猿(モンキー)が6で人間が7でコアラが8。むしろ、そのコアラの部分はもっと伏線を張っておけばユニークにな作品になったのに。
猿が6なら類人猿は6.5?

ヘソがない!て言ってたのも伏線と思いきや、普通に後半ヘソが見えるシーンがあったから、ラリってそう思っただけみたいです。
クラックもGHB入りの水も効いちゃうし、とても彼が神様くらいの存在には思えない(笑)
誰かから産まれたわけではないからヘソがない、とかじゃなかったです。

というか、こいつ普通にオナニーもするし!