こんなところで政治経済を云々しててもしょーがないんですが、自分の持っている情報発信メディアの中で一番気楽なのが、このブログなもので。つい書いてしまう。

イギリスで国民投票。EU離脱派が勝利。いやーびっくらこいた。本当に2015~2016は事件が起きる。

EU離脱、大災害だ!と嘆いている人もいれば、この結果を予想しなかった人たちは中下流層の怒りや苛立ちがわかっていなかった、予想していた人もいたよ、と覚めている人もいますが。

取り敢えず、イギリスのEU離脱が決まって以来の日本国内の人身事故の多さに栗然としてます…(^^;;
株やFXで資産なくして絶望、みたいな話は聞いたことはありましたけど、リアルにこういう現象を感じたのは初めてだったな…生々しくて、ギョッとしました…

賭け事(投資なんて言って結局はギャンブルと変わりません!)はしない、いくら悲劇に見舞われてもとにかくもう少し生きてみる、というのを教訓にしときますかね…

「希望は足下にゃ転がってねぇぞ」

ZETMANの刑事さんのセリフだったかな。こんな臭いセリフが浮いちゃわないキャラ、カッコ良いです。
共にキリスト教(あるいは、その源流に当たるユダヤ教)の天使や悪魔の名前。

↓ミカエル
photo:01



↓ルシファー
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どちらも鎧や服飾のデザインはかなり凝っていますね。個人的にはルシファーの服飾が好みです。

不勉強なもので、キリスト教内の宗派ごとの考えの違いとか、聖書のどの部分にどんな事が書いてあるかとか、そういう事は詳しくありません。多分、いわゆる新約聖書には、天使さんの名前とかプロフィールとかの事なんて、あんまり書いてないんじゃないかなぁ。

信仰も無ければ、聖書を通読する根気と時間もない我々は、普通『失楽園』から彼らのプロフィールを知るんだと思います。
『失楽園』と言っても、日本で作られたテレビドラマとか、その原作の小説ではなくて、17世紀のイギリスの詩人、ミルトンが書いた方です。
まぁ、ミルトンの失楽園も聖書よりマシとはいえ、だいぶ手が出しづらいので、谷口江里也という人が編集した大人向け絵本とも言うべき『ドレの失楽園』あたりでザックリ粗筋だけ知る、というのが適当な付き合い方なのかなぁと。

ドレの失楽園/宝島社

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ミルトンの失楽園では、ルシファーはもともと神の片腕のデキる男、ならぬデキる天使(天使に男女の区別はない、らしい)として宇宙の創造に関わったが、宇宙創造の最後の段になって、急に「神の子(イエス・キリスト)」とか、弱っちい人間(アダムとイヴ)とかが出て来て、そいつらが偉いから天使全員そいつらに仕えろよ、とかいう通達が来てブチ切れた。ルシファーに従う天使は多く、ルシファー自身も天才だったから、神の軍勢は危うく負けそうになった。

この時、当初神の軍勢を率いたのがミカエル。ルシファーの弟、という設定がついている(男女の区別はないが兄弟関係はあるらしい。謎だ)ミカエルは剣の腕前ではルシファーに一歩優ったが、ルシファーの創造の才によって作られた新兵器(宇宙戦艦ヤマトの波動砲みたいなヤツ)にボロ負けした。

そしたら、やおら神様が、神の子に謎の秘密兵器を与えた。これがマジでヤバかった。ルシファー軍は一撃で壊滅。宇宙の深淵(江里也版の『ドレの失楽園』では、ブラックホールに吸い込まれたみたいなイメージで描かれている。この本、読みやすいのはいいが、かなり原作より脚色されている気がする。原作がどうなっているか気になるけれど、読むのはシンドイしなぁ…)に、叩き落とされた。

でも、負けているルシファーじゃない。いよいよ悪魔と変わり果てつつ、神が創った天地創造の集大成・地球にやって来て、人間を見つけ、これを神に背くようそそのかした。

さて、アダムとイヴは気付いたら神に背いて知恵の木の実を食べてしまった。それまで何も考えずフワフワと幸せに生きていた二人は、クヨクヨと過去や未来の事を嘆き、互いに理屈をこねて非難したりし始める。

ルシファーはドヤ顔で仲間の元に舞い戻るが、仲間達の反応は彼の予想と違っていた。「美の天使であったはずのお前が、そんなセコい嫌がらせをして自慢げにしているとは呆れた!お前を信じてついて来たのに!」ルシファーは自分のした事の愚かしさに気づき、仲間たちの元を去る。

さて、天使たちはアダムとイヴが神の教えに背いた事に気づいた。ルシファーに唆されたらしいとは言え、掟は絶対だ。厳しい罰を与えねばならない。
が、そこで神の子が申し出る。「私の力のすべてを捨てるので、人間たちを許して欲しい。そして私を彼らの元に遣わして、彼らが悔い改める機会を与えて欲しい」彼が実際に人々の前に、ナザレのイエスとして現れるのは、ずっと後の事だ。

ミカエルはアダムとイヴに神の判断を伝える。楽園を出て行くこと。これからは自ら労苦のうちに働き、日々の糧を得ること。ただし、その前に神がお前たちに与えたこの世界のことを教えてやる。ミカエルは世界の美しさをアダムとイヴに示す。

さて、いよいよ楽園を去る時が来た。荒野へと踏み出すアダムとイヴの足元に、その歩みを導くようにハラハラと花びらが舞い降りた。ミカエルは同僚の天使たちに、「ルシファーがいた気がする」と呟く。

ルシファーがカッコよすぎてマズイんじゃないか、と出版当時は問題になったらしいです。むしろルシファーが主人公っすね。
プロフ画像に使ってるやつです。

photo:01



まぁ繊細なタッチの見事な美少年で、炎の描写も美しいし、色使いが綺麗で、ずっとリーダーカードに設定しっぱなしですが飽きません。
この絵師さんは他のカードも描いていらっしゃるっぽいのですが、敢えてケチをつけるとすれば表情の描写は苦手なのかも、と。恐らく同じ方の作品と思しき絵はどれも、血色が悪く無表情。もっとも、そういう表情がなく不健全な感じの耽美な絵というのは一定のファン層がいるわけで、ふつーにイラストの仕事、出来そうですけどね。どうなんでしょう。とにかく大変素敵な絵だと思います。

設定としては、竜族に脅かされている某国の没落貴族。既に自分たち一族の領地は滅ぼされてしまったけれど、竜の力を身に付ける手術?的なものを受けて竜族との戦いに身を投じようとしている人。手術はほとんど人体実験みたいなもので、リュマルスは「この国に倫理というものはないらしい」みたいな皮肉を言っておられた。
その人体実験じみた手術を受けて命がけの戦いに身を投じる交換条件として、彼の一族には新たな領地が与えられて、子孫の身分は安堵されるという事らしいです。子孫?彼は既婚者なのか?どーみても10代の少年ですが。
皮肉屋だけど真剣で命懸けの覚悟がある。なかなか好い男じゃまいか。