森友学園問題に関して財務省が国会に提出した資料に、提出前に書き換えがあったという件。書き換え内容も次々と明らかになってきている。安倍晋三首相の夫人、安倍昭恵氏の名前も森友側の発言として出たことを財務省の資料は記録していた。売却価格も事前交渉し、本省の理財局にも承認を受けていた。これらが全てNHKにまで出たので、かなり本件はかなり煮詰まっていると言って良いだろう。森友問題に関わっていた職員の一人が自殺したことも報じられている。(死者3人と言っている人もいたが、私は今のところ、1人しか報道されているのを見ていない)
さて、麻生太郎 副総理 兼 財務大臣が本件に関して記者会見するというので、NHKのライブで見ていたが、どうやら理財局の罪にして当座をしのぐつもりらしい。流石に辞任するかと思ったのだが、往生際の悪いこと。
かなり焦っているのだろう。発言はカミカミで同じ言葉を4度5度と言い直したり、それを5秒しないうちに連発したり、追求する記者の質問を「一社だけの記者会見じゃないんだから」と遮ったり、早々に記者会見を終わらせるべく切り上げたがったり。麻生太郎の情けない姿を見られる見世物としては、まぁ面白かったが、政権としてのスタンスは変わらないという事らしい。
このゾンビ政権はどうしたら止められるのだろう?
だが、この間で学んだこともあった。
・日本の政治制度は、いくら真っ黒なスキャンダルが持ち上がっても政治家がシラを切り通せばかなりの長期に渡って政権は延命できる。
・真っ黒なスキャンダルにまみれた政権であっても、相当な割合の有権者が与党に投票してしまう。
・官僚は政権の方針に従って不正を為し、政権延命のために切り捨てられる。自殺者も出る。こうなると立場は弱い。
・個々人の立場を細かく見なければならない。同じ与党内からも他人事のようなスタンスの批判が上がっている。安倍を切って自民を延命する作戦、安倍政権を終わらせて自民党内の他の政治家が自民党総裁、首相職を得ようという作戦だろう。一時は一体のように見られた組織の中から離反が出ることがある。同様に財務省も、省全体として安倍・麻生の手先なのではなく、内部告発者がいるから資料などが出てくるのだと言っている人がいた。同様に、NHKを御用メディアと罵倒する左翼人士もいたが、よく見ていると反戦的なメッセージ性のある記事を掲載したり、よくメディアとして戦っている感じもする。組織と個人の考えを分けて、個人の力を結集することが大切なのだろう。組織の切り崩しの要諦でもある。
・とは言え、ある程度メディアごとのカラーはある(ここ数年で随分はっきりした)どのメディアが報じたか、も要チェック。
・なかなか主張を翻さない、相手の質問ははぐらかす、といった政治家の姿が常態化するとなると、発言だけでなく、口調や発言の間に挟む所作などを見なければならない。いうことは同じでも、どの程度焦っているかに状況の変化が見て取れる。
・これだけ炎上しても政治家が進退を濁すとなれば、もはや政権を倒閣するには政治家本人を精神的に詰めるしかないかもしれない。メンタルテロルだ。政治家を自ら作ったブラック職場で詰めまくってストレスで鬱なり神経性胃腸炎なりに追い込むのだ。そんな人権蹂躙をしないといけないとは、クダラナイ世の中だ。
・ここまできてもTwitterで右派の連中は問題をすり替えたりして頑張っている。アタマが悪い。
・結局、アタマが悪い奴が多いと民主主義なんて出来ない。日本は制度的には民主主義だが、実態は良くて衆愚政だ。
安倍政権が倒れても、問題の本質は解決しないだろう。民度が低いのが最大の問題だ。とはいえ、これでも世界的に見れば、たぶん良い方なんだよな……
人間は政治を通じて社会正義を実現するには、ちょっと能力が足りないんだろう。さりとて他に良い制度もなし。我々は衆愚政治を続けて、自分達で決めたことだから、と結果を引き受けていくしかない。
