本記事は引用なしです。ただの主観です。アメリカ大統領選挙について。
もう、共和党候補のトランプが、大統領になる可能性は全然否定しきれない、と思いまして。
それは、それなりに覚悟しておかなきゃいけない事柄だと思うんです。

大手メディアの支持率調査では、このところは民主党候補のヒラリー・クリントンが勝っているようです。でも、そんなに大きく勝っている訳じゃない。今までもトランプが同じくらいの差で勝っていると言われた事もあった。まだひっくり返る可能性が否定できない。

それに、ブレグジット(イギリスのEU離脱)があった。あの時、メディアはイギリスがEUを離脱すべきかどうかについての国民投票で、離脱は起きない、と言っていた。情勢はグラグラと怪しげに揺れて、離脱派も意外と支持を集めているとも言われつつ、世論調査ではEU離脱派が少ない、EU残留派が勝つ、と言っていた。
でも、投票結果が出てみたら、EU離脱が結論だった。結果にEU離脱派さえ驚いた。

だから、誰の言う事も当てにならないと思うんですよね。大手メディアがどんなに確信をもってヒラリーが勝つと言っても、識者がどんなにトランプの発言を批判し馬鹿にしても、トランプを支援するはずの共和党のメンバーが次々とトランプを批判し、支持しないと明言し、怒り心頭に発したコメントをしても、全部ひっくり返る事はあり得る。

民主党のヒラリー・クリントンが無事大統領に当選したら、全世界は安堵する。もしかしたらロシアのプーチン大統領は「おやおや」と、少し残念な顔をするかもしれない。が、それはともかく、ヒラリー・クリントンが良いに決まっているし、当然ヒラリーですよね?と世界中が思っている。
それが裏切られたら、大事件だ。世界中の株価は、少なくとも一時的に暴落するだろう。為替相場は、いったいどうなるか、さっぱりわからない。リスクが高まったら米ドルか円を買うと決まっているが、この場合、米ドルは買えるのかどうか。(円高は確定かな…)まぁ、とにかく暫くは大混乱だろう。

それから、世界中がトランプの無茶振りに対応しなければならなくなる。アメリカ自身もトランプを大人しくさせようと努力するだろうが、けっこうロシアが手を回しているような噂があるから、トランプも単純に宥められて大人しくなるとは思えない。すべてトランプが言った通りにはならないと思うけれど、全く無視も出来ないだろう。少なくとも、無視して大丈夫となるまで、あるいはトランプが黙るまで、交渉の相手方は気が抜けない。そのために多大なエネルギーが消費され、政治と経済が混乱する。

それから、軍事政策が変わってしまった場合、ただでさえワケが分からなくなっている中東がいよいよ混乱の絶頂になり、難民が増え、ヨーロッパがますます不安定になる。
韓国と中国と北朝鮮と、日本のパワーバランスが崩れる。(あまり考えてこなかったが、韓国と日本が後ろ盾を失う事になるわけだ。その時に韓国のソウルが核攻撃を受けて、韓国軍が反撃に失敗し、北朝鮮の地上部隊が韓国を制圧したら、トランプはさすがに腰を上げるだろうか?遠くの国の事だ、当事者たちに任せよう、と言いかねない気がする。中国は何か困るだろうか?米軍が介入しないなら、北朝鮮による朝鮮半島統一は、その逆よりもずっと良いだろう。日本はどうする?優秀な戦力はあるが、目の前で韓国が脆くも核の炎に溶け去ったら、ちょっと身動き取れない気がする。それじゃ日本も核武装?いやいや、アメリカ政府が極東の軍事的プレゼンスを維持するよう全力で働きかけましょう。まずはそこから。

ロシアはどうするだろう。一気に野心を遂げようとするかもしれない。中央アジアや中東の親ロシア勢力を見境なく支援し、ウクライナのように併合できそうな土地を併合しにかかる。トランプは座視しようとするかもしれない。プーチンは人権などという言葉を知らない。

もう、わけわかんないだろう。
世界はこういうものだ、と思っていたことが、そこらじゅうで崩れるんじゃないか。
どうもそんな危機感を感じて、落ち着かない秋です。