首都圏は、震災以前と大差ない、通常の日常に戻ってきました。


スーパーマーケットの物資も戻り、停電も遠い話となり、ただ、本数の減った通勤電車に揺られる時だけ、震災の爪あとを感じるくらいです。


まるで、地震があったことが夢だったかのように、現実味が薄れてきています。



しかし、実際には、本当に被害を受けた東北の各地では、いまだに地震前とは全く異なる生活を強いられている人々が沢山いらっしゃいます。


自分の生活が通常に戻るのはうれしいのだけれど、戻れば戻るほど、節電への意識や、被災された方への思いが、薄れてしまいそうで怖いです。