ONKYOのハイレゾ対応ネットワークレシーバーCR-N755(S)、CR-N755(B)が激安です。26857円で5360ポイント+約5000ポイント+500ポイントの合計10860ポイント還元で、実質約16000円(送料無料)です。

↑左がCR-N755(S)、右がCR-N755(B)です。

 

ポイント取得にはエントリーやメール登録が必要です。会員になった後、マイページから登録できます。そして、購入時のお支払い方法の画面でGOGOポイントクーポンの番号を入力する必要があります。

 

商品自体のポイント(5360ポイント)、たくさん買って ポイントたま~るキャンペーン(約2割のポイント)、GOGOポイントクーポンキャンペーン(購入金額3000円以上で500円分)です。正確には、たくさん買って ポイントたま~るキャンペーンは、20000円で4000ポイント、30000円で6000ポイントですので、最大限のポイントを得ようとすると30000円まで買い足す必要があります。その場合、買い足す場合、この商品とは別に4000円弱の買い物をした方が、2回GOGOポイントクーポンがもらえますので500円分お得です。

 

↑私が価格合わせに購入したオムロンの血圧計HEM-642です。2680円です。3000円以上でGOGOポイント500円分、商品の合計金額が3500円以上(支払い金額ではないのでポイントで引いても良い)だと送料無料なので、石けんなどと共に購入しました(洗剤の類いは結構重いので運んできてもらえると結構ありがたい)。ポイント還元率が50%を超えますので、HEM-642は実質1300円くらいです。おかしいよ、この値段。

 

ポイントはそれぞれ期限がありますので、適宜使う必要があります。私は期限が近くなったときに外付けハードディスクを買うことにしています。ひかりTVショッピングはkakaku.com最安値のハードディスクがちょくちょくありますから、ポイントの使い道としては非常に有効だと思っています。音源の保管用やテレビなどの録画用として消さない方針の私のような人間にはハードディスクは必需品ですので。

 

実質約16000円でまともな音が期待できるネットワークプレーヤーを試してみたくて私は1台購入しました。デジタルアンプとして見ても十分安いと思います。大半の中華デジタルアンプにはリモコンが付いていませんが、老舗のオーディオメーカーの製品ですのでリモコンも付いていますしね。

 

製品の詳細は以下にある通りです。

http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/premiumcompact/crseries/crn755/

 

できることは、多機能オーディオ機器なので多々あるわけですが、端的に述べますと、

・スピーカーとヘッドフォンで音楽が聴けます

・CDが聴けます

・CDに焼いたMP3やWMAが聴けます

・FM/AMラジオになります

・アナログ入力、デジタル(光/同軸)入力で音楽が聴けます

と、ここまでは、多少古くてもちょっと高級なコンポには付いている機能です。

 

・USBメモリーを挿してDSD(ハイレゾ)、wavなど(CD並みの非圧縮/可逆圧縮)、mp3など(不可逆圧縮)とほとんどの音源ファイルが再生できます。

・LAN上の上記のファイルの再生ができます

・iPhoneなどからデータを飛ばしてスピーカーから音楽を再生できます

・radikoなどのネットラジオが聴けます

つまり、パソコンで再生するような音源をパソコンを用いなくても再生できるCDプレーヤー付きのデジタルアンプというわけです。手持ちの音源ファイルとスピーカーを繋げれば、とりあえずハイレゾまで楽しめるわけです。

 

できないこと

・タイマー機能はありません

・スピーカーがないとヘッドフォンしか使えません

・5.6MHzかそれ以上の1bit系ハイレゾ音源の再生

・384kHzなどのマルチビットハイレゾ音源の再生

 

タイマー機能がないので、従来のコンポを目覚ましや録音などに使っている場合は、代替にはなりません。また、コンポで言うところのアンプ部でしかないので、スピーカーなしでは大きな音を鳴らすことができません。ハイレゾについては、DSDの5.6MHzのファイルも再生できるかも知れませんが2.8MHz品質での再生になると思われます。384kHz音源は多くないので問題ないでしょう。

 

■後継機のCR-N765との違い

 

CR-N765は、kakaku.com最安値でも3万円以上しますので、ポイント還元分を考えると倍くらいするわけですが、CR-N755とCR-N765との違いを見ていきます。

 

・5.6MHzのハイレゾ音源への対応

・スピーカーのダンピングファクターの向上

・ヘッドフォンアンプの向上

・USBのギャップレス再生

 

後継機のCR-N765は、1つ目のように、5.6MHzまでネイティブで対応しているのが最大の特徴だと思います。ただし、既に、より高音質な11.2MHz音源の配信も始まっていますので、対応を気にしていると、きりがありません。ネイティブ再生は魅力ですが...

2つ目,3つ目のダンピングファクターの向上やヘッドフォンアンプの見直しについては、音質的に明らかに後継機の方が良いのでしょう。

4つ目は、USBから再生したときに曲間で音が途切れるかどうかに違いがあるのかも知れないということです。気にする方は気になる点だと思います。

 

基本設計は後継機も同じですが、比較すると案外気になる改善点が多いので、3万円強を出せる方はCR-N765を選択した方が後悔しないかも知れません。ただし、その場合はTEAC CDP-800NT、DENON DNP-730RE、RCD-N9、Pioneer XC-HM82などが、同価格帯の比較対象に入ってきますので選択が難しくなるように思えます。

 

一方、実質1万円台で買えるハイレゾレシーバーはほとんどありませんので選択の余地はCR-N755以外にはほぼないと思います。価格的に競合するのは中華アンプくらいでしょう(中華アンプも用途によっては有りだと思いますが)。

 

なお、手元に製品が来て、気づいた点がありましたら、情報を追加する予定です。

 

■蛇足

 

オールインワンのラジカセタイプでハイレゾが楽しみたい場合には、下記の方が良いと思います。個人的には8cmフルレンジの音は好きですので印象は良いのですが、8cmフルレンジ+ハイレゾ用ツィータなので、バブルの頃のラジカセほどは低音が出ないと思います(せいぜい80Hzが聞こえる程度ではないかと)。しかしながら近頃の安っぽいラジカセとは比較にならないと思います。

 

↑東芝(Aurex)TY-AH1000 25800円でポイント10000ポイント程度還元。元の価格がkakaku.com最安よりも4000円ほど高いのでお得感が少ないですが高くはないと思われます。

 

一方、本格的なオーディオを購入したいならば私なら以下をお勧めします。

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左がDALI ZENSOR1(32200円、13000ポイント程度還元)、右がPioneer A-10(16980円、7000ポイント程度還元)です。ただしPioneerのアンプの方は、箱汚れアウトレットです。

DALIのZENSOR1はロングセラーの人気機種ですが、私も定評通りにバランスの取れた大変優れたスピーカーだと思いますので、できれば手に入れたいと思っています。ただ、スピーカーを自作するのが趣味ですので置き場所がないので控えています。3万円カテゴリーのスピーカーとして一押しですし、コストパフォーマンスも相当高いと思います。安売りでも29800円とかですので、実質2万円程度で購入できるのは相当安いと思います。敢えて短所を挙げるなら、ハイレゾでしょうか。 周波数特性が53Hz~26.5kHz(-3dB)ですので、数値上ハイレゾ対応とは言いがたいスピーカーです。ただし、低音以外の可聴帯域は十分満たしていますし、25kHz程度まででも十分ハイレゾの魅力は伝わりますので、ハイレゾ再生用としても悪くはないと思います(どうしても気になればスーパーツィータを付けるという手もありますし)。何より普通に音が良いことの方が重要です。

Pioneer A-10は、中身はデジタルアンプではなかったかと思いますが、デジタル入力はありません。特長はすっきりとした味付けのない音です。もともと安いアンプですので出力は大きくないのですが、家庭用としては十分ですし、単品アンプらしい音質で鳴ってくれるようで、コストパフォーマンスが高いといわれています。私の勘ではハイレゾと相性が良い気がします。私は30~40年前のそこそこ良質な単品アンプをいくつか持っているので、単品アンプはしばらく必要としていませんので買いませんが、実質1万円程度で、単品の十分な性能のアンプは他にありませんので、この選択も有りだと思います。

以上、蛇足でした。

 

■CR-N755レビュー(2016/12/2追記)

 

第一印象は「でかい」でした。最近中華アンプ(S.M.S.L. SA-S21)を使っていましたので、それと比較すると非常に大きく感じました。幅21cmほどのオンキヨーのコンポサイズなのですが、奥行きが結構あります(端子を含めると30cmくらい)。日本メーカーらしく、非常にしっかりと作られています。がたつきなどはありません(中華アンプでもそこそこ高級なものではがたつきはないのですが)。

 

□長所

 

1番の長所は、予想以上に高音質だったことです。2万円クラスのアンプ兼CDプレーヤー兼ネットワークレシーバーですので、昔のコンポ程度の音質かと予想していました。ところが、きちんとハイレレゾらしい音がします。非圧縮音源ほどにはなりませんが、mp3などの圧縮音源の高音補完機能もあります(M.OPT表示)。色々と複雑なオーディオ機器ですが、説明書を見れば使いこなせる程度ですから、色々できて良いのではないかと思います。価格以上には音質が良いので、基本ができていることが何よりです。

 

イヤホン端子はおまけ程度だと思っていましたが、案外駆動力があります。ポータブルオーディオではスカスカの音になるAKG K701もそれらしく鳴っています。ただ、流して聴いているだけなら十分ですが、きちんと聴こうとすれば何か足りない音ではあります。

 

スピーカーは、カーオーディオ用の17cmのパイオニアの同軸スピーカーで自作したものを使っています。周波数範囲は25-70000Hzだそうなのでハイレゾ対応と考えて良いはずです。25Hzはどのように箱を作ったら鳴るのか少々怪しげですが、70000Hzの方はアルミドームらしい音でハイレゾだと方向感を感じますのでたぶん出ているのでしょう(15Hzを入力すると振動板が波打つので低音の方も鳴らないわけでもないらしい)。

 

そのスピーカーによると、ハイレゾ、非圧縮(CD吸い出し)、圧縮で明らかな違いが感じられます。ハイレゾも1bit系とマルチビット系では感じ方が違います。1bitにネイティブ対応だと後継機(CR-N765)には書かれていますが、こちらには書かれていないのでマルチビット変換再生ではないかと思うのですが、違いが出るのはなぜでしょうかね。圧縮音源はmp3(320kbpsなど)しか試していませんが、やはり違うように聞こえます。mp3とwavで信号処理が違うからか、元の音質が違うからかは不明です。いずれにしても、mp3では低ビットレートの高音減衰以外に、低音のキレが悪いように感じられます(以前から気になっていることです)。

 

USB端子はフロントとリアに1つづつあります。iPhone,iPodはUSBに繋げばそのまま音源として使えるらしいですが、AndroidやWindows機器しか持っていない私には恩恵がありません。USBメモリーでハイレゾが再生できることは確認しました。また、2.5インチHDDを繋いだところ普通に使えています(Seagateの1TBです)。HDDはモーターが入っていますので、雑音の面でも消費電力の面でも用途には向かないと思いますが、HDDが動くのでSSDもいけるでしょう。そこで余ったSSDを2.5インチHDDケースに入れて繋いでおこうかと考えています。昔の遅いSSDや書き換えが激しいSSDの余生の用途には良いかと思います。

 

□短所

 

一番の短所は、場所を取ることです。始めに書いたように小型オーディオ機器と比較すると大きく重いのです。フルサイズコンポと比較すればせいぜい半分の容積ではありますが。

 

2つ目は液晶表示です。漢字を含めた日本語表示ができる点は評価できますが、1行しかありませんので情報量が少なすぎます。コンポなのである程度の距離から視認できることを想定してのことだとは思いますが、ケータイ用の4.5インチ液晶でも付けておいてくれれば、ファイル名からジャケットまでフルカラーで多くの情報量を表示できると思います。もしくは、情報をスマホに表示できるようにするとか。何か工夫してもらいたいところです。

 

次にネットワークにうまく接続できていません。私はネットワークを理解していないわけではないのですが、ネットワークオーディオは初めてですのでどういう思想で作られているのか良くわからないのです。あと、部屋にSIMフリーのスマホしか回線がありませんのでパソコンを介して接続するしかないのですが、それがうまくいっていません。ネット回線は、どうせインターネットラジオがまともに聴けるとは考えていませんのでどうでも良いのですが、パソコン上の音楽が再生できていないのはちょっと問題があります(1:1の有線LAN接続が想定外ということはないと思うのですが)。普通にルーターに有線LAN接続するなら問題ないのかも知れません。

 

個人的には、apeのキューシートに対応して欲しかったところですが、初めから無理だろうと思っていたところです。wavファイルには対応していますのでアルバム1枚が1曲扱いになるだけです。やや不便ですが聴けなくはありません。

 

あと、最後に発熱が挙げられます。中華アンプS.M.S.L. SA-S21は通気口がない上にアルミケースがほんのり暖かい程度でしたが、オンキヨーCR-N755は、通気口から明らかに熱が出ています。無音時1~2W程度と思われるSA-S21と、CR-N755の無音時37Wでは大きな差があります。冬場は暖房の足しだと思えばどうということはありませんが、夏場は若干気になるかも知れません。

 

□総評

 

オーディオらしい音質が出ていることが、やはり1番に評価すべき点だと思います。30W+30W程度と出力は大きくありませんが、家庭用としては十分な質と量を備えていると思います。ハイレゾを再生するのに十分な性能は持っていると思いますが、ハイレゾの潜在力を出し切っているかというと、スペック上もスピーカーにしてもヘッドフォンにしても、少しずつ足りない様に感じます。しばらく使っていると更に不満が出てくるものだと思いますが、これで不満ならば数十万円以上のオーディオの世界へ旅立つことになると思います。

 

私は、そもそもハイレゾUSBメモリーかSSDのプレーヤーにできれば良いと考えていたので、ネットワークはおまけ程度で良いと考えていました。ネットワークの設定が面倒だという点は追々設定すれば良いかと考えています。

 

□更に蛇足

 

「中華アンプ(S.M.S.L. SA-S21)を使っていました」と上で書きました。なかなか音の良いアンプなので2年以上使っていたわけですが、数ヶ月前にS.M.S.L. SA-S21がヘッドフォンを抜いた拍子にスピーカーから音が出なくなり、ヘッドフォン端子の半田を付け直したところ直りまして調子の良い状態でした。ところが、数ヶ月でまた同じ症状になり、今度は半田を付け直しても直らないので、最終手段として基板をシャワーで水洗いして干してありました。完全に乾いたところで組み直して使っていたところ、初めは不安定でしたが、2日くらいで完全に直ってしまいました(私は電子工学系の人間ではないので意味がわからないのですが...)。とは言えもはやいつ壊れてもおかしくはないので、安さにも惹かれてCR-N755を購入したわけです。CR-N755を購入してからはS.M.S.L. SA-S21の調子が非常に良いので皮肉なものです。

 

そのS.M.S.L. SA-S21と比較すると、ONKYO CR-N755は、若干低音の力強さを感じますが、特徴のない音に感じます。特長のなさが原音に忠実なのか、単に性能不足のおもしろくない音をしているだけなのかは、使っているうちにわかるものだと考えています。

 

S.M.S.L. SA-S21は、様々な価格で販売されていますので書いておきます。音質は良いと思いますが、私は6000円程度で購入したので満足できただけです。1万円以上なら考えものだと思います。

ちなみに、上がS.M.S.L. SA-S21、真ん中がONKYO CR-N755、下が自作スピーカーです。