Silicon PowerのSP128GBUF3B06V1Wと、SANDISKのSDDD2-032G-G46の比較レビューです。

↑SP128GBUF3B06V1Wです。私は約3000円で購入しました。楽天の最安は4980円でした。私としては微妙な価格です。

↑amazonでは6794円です。この値段ですと私は手が出ないですかね。


↑SDDD2-032G-G46です。私は約1000円で購入しました。楽天では、風見鶏さんで975円(税込1053円、送料込)です。単品の場合の送料を考慮すると私が購入した価格よりも安いですし、何度か風見鶏さんで購入していますが、品物は信頼できますのでよろしいかと思います。


↑amazonでは、1018円です。
SanDisk SDDD2-064G ウルトラ デュアル USB ドライブ 3.0 130MB/s (64GB) の方は1813円です。

■比較レビュー

シリコンパワーのSP128GBUF3B06V1Wは、USB3.0対応の128GBメモリーです。普通のUSBメモリーですが、結構高速です。

サンディスクのSDDD2-032G-G46は、USB3.0 & microUSB(OTG対応)の32GBメモリーです。microUSBに挿せますのでAndroidケータイからWindows端末などにデータを移行させたい場合に便利です。若干の条件はありますが、相当に高速な部類です。

■サンディスク SDDD2-032G-G46

下は、ファイル転送の様子です。爆速で、書き込みで100MB/sとか出ています。ただし途中までは。


そこで気になるサンディスクのSDDD2-032G-G46が高速になる条件ですが、それは最初の1GB程度までのファイル転送に限るということです。

ごらんのように、77%で残りが約500MBなので合計約2GBの大きなファイルの転送ですが、1GBあたりでガクッと速度が落ちているのがわかります。何度か試しましたが、同じ様子ですので、キャッシュの処理か何かによる仕様なのでしょう。1GBまでは約100MB/s、スピードが落ちて以降は20MB/s弱です。

ちなみに、本体が小さいことが影響しているのか非常に熱くなりますので、連続使用にはあまり向かないと思います。USB端子がどうもアルミ製に見えますし放熱に苦慮しているようです。もう1つの短所は、LEDが無いことです。アクセスしているのかどうかはわかりません。

長所としては、真ん中にすると端子が収納される仕組みで、なかなかよく考えられたデザインが挙げられます。キャップがありませんので失うリスクはありません。また、ストラップ用の穴はありませんが、写真のように真ん中に金属製の部品がありますので、ストラップはつけられます(初めは何のためのデザインかわかりませんでした)。

■シリコンパワーSP128GBUF3B06V1W

一方のシリコンパワーSP128GBUF3B06V1Wのファイル転送の様子です。

細かいjpgファイルが混ざってしまいましたので、所々でスピードが落ちていますが、巨大なファイルの場合は80MB/s程度です。4GB程度の転送ですが、特に途中から速度が低下するということは見られませんでした。

こちらはアクセスを示すまぶしくない赤色LEDがありますし、発熱も激しくはありません。ストラップ穴がありますので、ストラップを付けることもできます。

欠点を挙げるとすれば、キャップを失いやすそうということです。端子の反対側に取り付けることができますが、キャップを取り付けるとストラップ穴がキャップの内側に入ってしまいますので、ストラップを付けていると後ろ側にキャップが付かないと思われます。あとは、サンディスクのシリーズよりも速度が2割ほど遅いことが挙げられるでしょう。

■結論

総じて、2機種とも不満が少ない良いメモリーだと思います。

普通に大容量のファイルを扱いたいなら、シリコンパワーSP128GBUF3B06V1Wの方が速度が安定しているのでよろしいかと思います。3000円程度で販売されていれば、十分安いですし。

一方、1GB以下の細かいファイルを扱う機会がほとんどで、ケータイからパソコンへの(もしくは逆の)データ転送の用途が多い方は、SANDISKのSDDD2-032G-G46や同種の64GBの方が向いていると思います。1GB以下の場合は、キビキビ動いていい感じです。小さいので持ち運びの邪魔にもなりません。

■付記

crystaldiskmarkでもデータは取ったのですが、プリントスクリーンの画像を他のパソコンに忘れてきてしまいました。後日更新いたします。