006 005

十勝24時間レースに行ってきました。
本当に24時間、車はずーっと走り続け、僕も撮り続けました。
24時間後は疲れて眠くてお腹が空いて、ただ「早く帰りたい・・・」と思ってました。
片付けが進むピット裏を放心状態でフラフラしていたら、

目の下にクマちゃんが出来た知り合いのメカニックさんと会い・・・
「眠れないし、良い事なんて一つもないのに・・・また来年も来たいな。毎年そう思う。
自分自身がレースをどれだけ好きか再認識させてくれる時間かもしれないね、24時間って。
さぁ、じゅんちゃん、レースするよ。」
そう言ってプカぁ~と美味しそうに煙草をふかしてました。
そんな話をしていると十勝の広くて青い空の下、「また来よう・・・。」と思うのでした。


こういうのを“バカ”と言います。

004

土曜日に携帯電話を無くしました。


雨の中、傘もささずにびしょ濡れになりながら探していると・・・
「斜陽・・・。」
「人間失格・・・。」
「走れメロス・・・。」
・・・と暗い言葉ばかり浮かんで来て・・・
「メロスなんか楽だよな!走れば良いだけなんだから!!」
「メロスが走っている途中で携帯落としたら、他人の事なんか忘れるよ!!!」
「メロスはどうせそんな奴だ!!!!」
・・・とメロスに怒りさえ覚えます。
結局2時間近く探して諦め、真新しい携帯電話を手にすると・・・
「ある阿呆の一生・・・。」
・・・と身投げしたくなります。


いつも「携帯は命の次に大事!」と言う人を鼻で笑っていました。
「へっ、電子機器に拘束されて悲しい人間だぜ。」と思っていました。
笑ってしまった皆様、ごめんなさい。
僕も携帯なしでは生きていけません。
もう認めます。
神様、前の携帯電話を返して下さい。


最後に・・・
このブログを見てくれている方へ。
電話でもメールでも結構ですのでご連絡下さい。
あなたの連絡先が分からず、目茶苦茶困っております。
宜しくお願い致します。


(写真:新しい携帯電話。もちろんカメラなし!)

003

「この間ね、学校から帰ってくる途中でね、緑を見たの。緑って、あのう、普通の・・・」
「草?」
「うん、何でもない草。その辺に生えてるやつ。じっと見てたの。」
「今までちゃんと見たことなかったんだ?」
「そう。ちゃんと見てみたの。そしたら・・・」
「そしたら?どう思った?」
「・・・リアルだなぁって」
「それは何?リアルって、現実だなってこと?本物だなってこと?」
「両方。生きているなぁって感じ」
「ああ、今を?今を生きているって感じか」
「そう」
「一本の草だけど、リアルに生きてるなぁって思ったんだ?」
「そうなの」
僕はオソレイリマシタと居住いを正したくなった。
そしてちょっと気の利いたお説教をするつもりで、

逆に子供たちに教えられた自分が少々恥かしく、

また嬉しくも感じた。


(原田宗典「今を生きるということ」より)

001

鈴鹿から帰ってきました。
3日間、しっかり雨降ってました。
体もカメラもやっぱりびしょ濡れ。(体もカメラも美女濡れだったらなぁ・・・?!)
カッパを着て、カメラにタオルを巻きつけ・レンズにカバーをかけてもびしょ濡れ。
靴の中は“あの”グチョグショ状態。
でも、雨の中へと行ってしまうんです。
車が上げる霧の様な水しぶき。
暗くもまんべんにまわる晴天にはない光具合。
雨に濡れて、黒く光るコース。
我を忘れて眼鏡を曇らせて撮りながら、喜ぶのは酔狂以外の何者でもないと自分でも分かってます。

002

第1戦、ライバルにコース外へと押し出された。
第2戦、完全な力負け。
何が悪く足りないのか徹底的に考えた。


第3戦、最終ラップ・ライバルに当て“られる”。
自分は負けてない、次は勝てる。


第4戦、スタートまで問題はなかった・・・しかし、マシントラブル。
1周も戦えない悔しさ。
第5戦、ライバルのミスを突いてトップへ。しかし、雨が彼だけの足元を狂わせた。
涙がどうしようもなく出る。
ただ無心に泣く。
それしか出来ない。


「伊沢拓也」


あなたに覚えておいて欲しい名前。
いつか、このブログで最高の笑顔を載せるその時まで。