こんばんは。


今日、私の同僚のところに一本の電話がはいりました。
相手は担当している50代の男性。
いま、リハビリのために病院に入院しています。

「透析を午前にして欲しいんだが…」


透析とは「人工透析」のことで、
腎臓が機能しなくなった時に、機械を用いて血液をきれいにする治療法のことです。

腎臓は血液中(体内の)老廃物等をコシて体外に排出する働きがあり、
それができなくなると人間は短期間で死亡してしまいます。

つまり 
腎臓がうまく働かない(腎不全といいます)
   ↓
人工透析する

ということになります。


一回の透析にかかる時間は長時間になる為、ほとんどの医療機関は
午前の部、午後の部、(そして夜間)に分けて行っています。

この男性は自分の透析の時間帯を変えてくれ、と言ってきたのです。
しかしこれは簡単なことではありません。
透析患者は大勢おり、彼だけの希望で透析時間帯を変更するのは
不可能です。
(患者の急変、緊急の場合は別ですが)

そしてなにより、
それを訴える相手を間違っています。
治療内容については担当医師や看護師に相談する内容です。
介護保険サービスを担当しているうちの同僚に言ったところで
変更できるわけがありません。

彼は自分の言いたいことだけ言うと電話を切りました。

「やれやれ…」
同僚はため息をつきます。彼のこの言動は日常茶飯事。


彼はの基礎疾患は「糖尿病」
腎不全も糖尿病によるものです。
さらに、糖尿病によって足が壊死し、歩行が難しくなっています。
それらを改善するための入院です。

みなさん、人工透析にいくらかかるかご存知ですか?

40~50万円/月

「そんな大金を透析患者さんは支払ってるの?」
って思われるでしょ?

答は
「いいえ」

多くの透析患者さんは「高額療養費の特例」で
支払いの上限は
1万円(もしくは2万円)

じゃ 差額の49万円(39万円)という大金はどこから…?

私の口からは言いません。


糖尿病には1型と2型がありますが、
95%は2型です。
2型は別名「生活習慣病」

生活習慣病は文字通り、
生活習慣によって生じた病態です。

つまり かなりどぎつい表現をすれば
「自分で招いた病気」です。

その糖尿病の1割に腎不全の症状がでます。

その数
10万人強

人工透析患者総数は30万人
実にその3割以上が糖尿病による腎不全患者

みなさん、どう思われますか?

49万円×10万人
490億円/月
自分で招いた病気の治療にこれだけのお金が使われています。

みなさん、どう思われますか?


しかも その方たちは
「障害者」
として認定されます。

すると支給されるのが障害年金
障害1級で
約100万円/年

もし腎不全、ほかの糖尿病合併症で仕事ができないとなると、
今度は
「生活保護」


みなさん、どう思われますか?


うちの同僚に電話してきた彼ももちろん無職
障害年金暮らし。

自分で好き勝手暮らしてきて、好きなだけ飲み食いし、
その結果、糖尿病、
そして腎不全で人工透析


多くの(多額の)支援を受けて生活しているにもかかわらず、
本人は周囲に不満をまきちらす生活を送っています。

みなさんはどう思われますか?

自分のお金がこういう方たちに使われているとしたら…
みなさんは穏やかに黙認できますか?


これが、日本の社会保障システム。



私の理解を超えたシステムです。