私たちたましいの本当の姿は、この世界の純粋なエネルギーです。
でも、「三次元の地球」で肉体を持つという事を選んだ時に、「三次元の地球」に存在する物質を使って、自分の体を構成することになりました。
植物や動物、ミネラルなどの鉱物、そしてたくさんの水を取り入れて、「自分」という、宇宙の純粋なエネルギーの一部、「たましい」の入れ物を作りました。
それが体です。
そして、時間という流れ、過去現在未来という順番がある世界でうまくやっていくために、タイムキーパーやスケジュール管理、記録係的な役をやってもらうため、心という存在を作りました。
例えるなら、たましいさんは１００カラットのダイヤモンド。そのダイヤモンドを包んでいるジェリーボックスが私たちの心と体。
ダイヤモンドとジェリーボックスは、二つで一つの存在でした。
最初、「三次元の地球」のエネルギーはみなとても波動が高かったんです。
だから、ジュエリーボックスさんも、ダイヤモンドさんと全く対等で、波動の質も変わりない、１００カラットのダイヤモンドに相当する、素晴らしい波動の高さを保てていました。
シンプルですっきりしたデザインだけど、とても美しい姿でした。
でも、だんだんジュエリーボックスさんは、中身のダイヤモンドさんの事を忘れていきました。
ジュエリーボックスさんは、内側を見る目をジュエリーボックスの内側に一つ、外側を見る目をジュエリーボックスの外側に二つ付けたんですが、外の方ばかり気になって、うちわがの目を退化させてしまったんです。
それで、内側にある、ダイヤモンドさんのことを見なくなりました。
そして外ばかり気になるようになると、別の、周りに存在するジュエリーボックスさんたちのことばかり気になるようになりました。
そのうち、ほかのジュエリーボックスさんたちとの「差」が気になりだし、競い合ったり比べたりするようになりました。
自分の中に、ダイヤモンドであるたましいさんを入れてあることをすっかり忘れ、ジュエリーボックス単体としての「装飾」をするのがたのしくなりました。
ジュエリーボックス単体の欲求を満たそうとしてしまったために、私たちの心と体は、エゴという重いお物をたくさんしょい込んで、どんどん重い波動になってしまいました。
もとはみな同じ、清清しく波動の高いジュエリーボックスだったのに。
中身はほかのジュエリーぼっくさんたちと同じ、「この世界の純粋なエネルギー」でできたダイヤモンドなのに。
たましいダイヤモンドそのものや、「ジュエリーボックスの中身の素晴らしさ」ではなく、ルックスやスタイル、衣装、または特技や知識、地位や名誉、異性にもてるなどの、「ジュエリーボックスの外側の素晴らしさ」を競うようになってしまいました。
他の人よりも「私の方が上質よ」「私の方が輝いている」と思ってしまいました。
そしてそこにはエゴが生まれ、妬みや恨み、怒り、上下関係、勝敗など、重い波動が生まれ、その波動の影響を受けて、ジュエリーボックスさんたは、波動が重くなってしましました。
また、もう一つとても重大な問題が起きてきました。
ジュエリーボックス＝体と心を作っている物質の質が悪化して、でもダイヤモンドのたましいはとても上質な状態をキープしているので、「心・体」と「たましい」との間に、波動の差が開いてしまいました。
差が開いてくると、私たちはバランスが悪くなって、苦しくなってきました。
私たちは本当は「たましい」です。
でも、そのことを忘れて、外側の「心と体」が自分だと思い込んでしまっています。
でも、本当の自分から離れれば離れるほど、生きにくさを感じ、違和感を感じ、苦しみ、葛藤、重い波動特有のネガティブな感情にとらわれていきました。
そしてとうとう、外側の華美な装い競争、そして激しい知識争いや人間関係、仕事・政治・学校・受験・家庭問題その他の争いに疲れ果てました。
限界を感じたジュエリーボックスたちは、ぼろぼろにくたびれた自分を見て、
「こんなはずじゃない」
「本当の私は、もっと違うものだった気がする」
「何か、もっと違う状態だった自分に戻りたい」
そういう言う思いが強くなって来ました。
そして、今私たちは、体を構成しているエネルギーを、たましいのダイヤモンドと同じ質の状態に戻そうとしています。
その為には、最初の清々しい純粋なジェリーボックスの状態に戻る必要があります。
どうすれば元の状態に戻れるのでしょう。
それにはまず、ジュエリーボックスにくっついてしまった重い波動、「エゴ」をたくさん手放なすことが、とても大切になってきます。
エゴ＝執着＝カルマと呼ばれるものを、どんどん手放す作業が始まりました。
なかなか、いったん「これが普通だ」と思っていた装飾を、外していくのはとても勇気がいります。
地位、名誉、資格や肩書き、ブランド物のお洋服、華美な装飾・・・。
色んな「自分を飾る物」を手放す作業は、とても不安です。
でも、その作業の大切さを理解し、実行する人が増えてきました。
食べ物や、言葉、思い、そういったエネルギーすべてを含め、一番大切な「このジュエリーボックスを構成している物質の質を変える」という作業を続けました。
その甲斐あって、少しずつですが、たくさんのジュエリーボックスさんたちの波動が高まってきました。
そして、波動の高まってきたジュエリーボックスさんたちは、地球の波動を高めるための行動を起こす元気も得はじめました。
実際にごみを拾ったり、川や海を綺麗にする行動に出たり、木や花を植えたりという活動をし、また、財産を提供したり、愛の波動を発信することで、地球全体の波動を上げる努力を始めました。
そうすると、だんだん、内側の退化した目が、見えるようになってきました。
最初は、曇りガラスのように曇って、なかなか見えなかった目が、目を覚まし、「あら？内側に何かある・・・？」と、何かに気が付きました。
そして、どんどんその目が見えるようになってきて、ようやく内側にあるダイヤモンドの存在に気が付き始めました。
すると、それとともに本当の記憶も戻ってきました。
ああ、私はジュエリーボックス単体ではなく、ダイヤモンドと一心同体の存在だったんだ。
なのに、ダイヤモンドの事を忘れて、自分のことばかり考えるようになり、勝手に暴走してしまったんだな。
でもその間、ダイヤモンドはずっと、素晴らしい輝きを保ったま、待っていてくれたんだな。
私たちジュエリーボックスは、自分で波動を下げてしまったのだから、自分の責任で、また元の状態まで戻らなくては。
それはとても大変な作業になるかもしれないけれど、でも、とてもわくわくする幸せな作業に違いない。
よし！私の本当の輝きを取り戻そう。
外側に付けた作り物の電飾や塗り重ねたお化粧のようなものを取り去って、本来の波動の高い自分に戻るぞ！！
もっともっと、そう思えるようになってきました。
意識して波動の高い素朴な物を得るようになり、自分に合ったもの、必要なものを得るようになりました。
そうしたシンプルな姿を見て、
「私もそうなりたい。あなたのような波動の高い、シンプルで素敵なジュエリーボックスになり、中に入っているダイヤモンドを大切にしたい」
そう思うジュエリーボックスが増え始め、だんだん、シンプルなジュエリーボックスさんが増えてきました。
それが今の状態です。
本当の意味で豊かな、波動の高いジュエリーボックスへと戻っていく旅。
そして、この行動が地球の波動を高め、愛をどんどん増やしています。
内側に入っていたダイヤモンドさんたちもとても喜んで、外側のジュエリーボックスさんが、どんどん元の波動の高い状態に戻ってくることをアシストしてくれています。
私たちはそこに向かっています。
道は一本、ゴールまでずーっと続いています。
安心して、今自分ができることから少しずつ、丁寧にやってみてください。必ず素晴らしい変化を体験できると思います。
あなたの勇気は、あなたの努力は、あなたを裏切りません。どうぞ信頼して、新しい一年を進んでみて下さい。
（＾＾＊