私たちは、本当は魂という存在ですが、心という道具をもってこの世界にやってきました。
ところが、心はとても便利で、とてもハイテクで、使い始めるとどんどん心なしでは生きていけなくなり、今では魂は心というものの引く台車に乗って、引っ張てもらって生きているような状態です。
それは、例えばこの世界で言えば、パソコンや携帯電話などに似ています。
とても便利なので使い始めましたら、今ではもう、電話帳も調べ物もスケジュール管理もメモも、セキュリティも友達との会話も思い出の写真や動画も、日記もゲームも音楽も、カーナビもチケットの予約も天気予報も、今夜のレシピも日々の裏技もプチプラ情報も、すべてこれなしでは滞ってしまうような状態。
上手に感謝して利用しているうちは安全ですが、依存してしまうと、起きている時間全てがそれに支配されてしまいます。
私たち魂と心の関係も、まさにこのような状態です。
心に依存してしまってる私たちは、心の持つ特性である「わがまま」「気まぐれ」「意見が食い違う」という部分に振り回されて、自分の心さえよくわからないのに、それと同じシステムを持っている多くの人と上手に渡り合わなければならないという、とってもむつかしいことを毎日行っています。
心が大切にしているデータベースは「過去」という過ぎた古い情報ですし、これからという「未来」は心の性質上とってもあやふやであてにならない、どうなるのか何の保証もない不安定な世界です。
でもそこで生きていかなきゃならない、だから混乱する、だから疲れる、だからどうしていいかわからなくなる・・・。
そんな状態を、とても分かりやすく書いてくださっている一文を、ヨグマタ相川圭子さん(ヒマラヤ大聖者。私とアルさんの師匠です)のご著書の中から見つけましたので、ご紹介します。
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ご著書より
多くの人は、神につながるのではなく、心につながって生きています。
それは、カルマを生きることであり、苦しむ生き方にほかなりません。
カルマは同質のエネルギーを、まるで磁石で吸い寄せるように集めてきます。あなたが思うことを、周りのエネルギーが邪魔します。「思ったことと反対の気持ちになる」といったことはありませんか。
二重人格、ダブルバインドになることが多いのです。カルマがあなたの心の思いを引っ張り、違う心の思いが否定し、ついにはその思いが正反対の方向にあなたを動かしてしまいます。
あなたの中にある魂が、本当のあなたなのですが、心が支配している間は、そういうことにはなりません。ほしいものを得る生き方をしてしまいます。それが疲れるのです。
源の存在につながって自分を変えていけば、まわりに合わせるのではなく、主体的にまわりを変えることができるようになります。けっしてエゴからではなく、調和しながら相手の心さえ変えることができるのです。本来、他人を変えることができません。しかし、修行(※注1)をして自分を変えることで、その人の深い純粋なところからの波動が、まわりの人にも影響を与えるのです。そして自然に変わっていくのです。
エゴからの言動は、反発にあいますが、心を外した愛と調和のある言葉は、まわりの人も自然に受け入れてくれます。
(注1:修業とは、ヒマラヤシッダー瞑想という瞑想の修業です)
ご著書名:思った以上の人生は、すぐそこで待っている
です。
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思った以上の幸せとは
怒りを手放す方法とは
不運を小さくする知恵とは
悪運を良縁に変えるには
心に振り回されない人生の作り方とは
本当の自分に還るとはどういうことなのか
人生でたった一つの大切な事とは
そんな内容が、たくさん愛の言葉で綴られています。
私はこのご著書が大好きで、いつも仕事をしている机の左側にある棚の上に置いています。
すぐ手を伸ばせば届くので、ふと気になったら開いて、そのとき書いてあることを教えにさせて頂いています。
何か、心惹かれる感じを受け取られましたら、ぜひ読んでみて下さい。
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P168です。