ごあいさつ

いつも当ブログを応援していただき、ありがとう

ござます。たくさんのイイネやフォローやコメント、

本当に励みになっております!

 

こちらのブログは私の体験談など実話を元にして

おりますが、個人の特定を防ぐ為に

フェイクなどを多数入れております。

あくまでも実話を元にしたフィクションであることを

ご了承の上、読み物としてお楽しみください。

 

作中に過激な言葉や差別的な言葉が出て来る

ことがあります。ご不快に思われる方は

閲覧をご遠慮下さい。

 

✤初めての方ははこちらの『はじめまして』

ご覧下さい。

ご質問はこちらの質問箱をご利用ください。






エヌミちゃんの加配に

ついての話し合いは

いつの間にか在籍の是非に

変わり、そしてそれは

エヌママの謝罪へと話が

進んで行ってしまいました。




もう話がとっちらかってて

収拾が付かない状態に。




園長先生もどうしようも

ない状態になってしまったので、

説明会は混沌としていました。




これはさすがにどうするのかと

思っていたところ、

一人の保護者が手を上げました。




Kママ

「あの……ちょっと

休憩しませんか?」




騒然とする保護者の中から

飛び出してきた穏やかな声に、

みんなちょっとあっけに取られています。




Kママ

「もう説明会が始まって

2時間近く経ってますし、

一度も休憩を挟んで

ませんよね?

エアコンが効いているけど

水分補給もしないと

いけないし、みんな

ちょっと気が立って

しまっているように

感じるので、

少し休憩を入れて気分を

リフレッシュした方がいいと

思うんですけど……。」




にこにことしているKママが

なんだかその場にそぐわない

ような気がしますが、逆にその

空気の読めなさ的な雰囲気が

緩衝材になった気もします。




まぁKママのことだから

実際は空気が読めないとかでは

ないんですけどね。




園長先生

「け、Kママさんご提案

ありがとうございます。

確かに始まってかなり

時間が経っておりますので、

ここで少し休憩を挟みたいと

思います。続きは15分後に

始めたいと思いますので、

ご参加される方は15分後に

お遊戯室までお戻り下さい。

大変申し訳ございませんが、

保育中ですのでお子様達の

クラスには入らず、また

廊下での雑談はなさらない

ようにお願いいたします。」




Kママの言葉を受けて

園長先生が素早く休憩を

受け入れます。




そして案内をするや否や、

一礼して他の先生達と足早に

お遊戯室から出て行きました。




途端に騒がしくなる室内。




あっちこっちでこれまでの

話について保護者達が

あーだこーだと意見を

交わしているのが見えました。




Kママはというと、大きく

溜め息を吐いて椅子に座り

込んでいました。




「お疲れ様。

Kママ……

よく言ったね(笑)」




Kママ

「めっちゃ緊張したん

だけど、見て!」




そう言って差し出した

Kママの手は震えています。




Uママ

「あの状況でよく休憩を

言い出せたね~(笑)」




Kママ

「だってあの空気耐えられ

なかったんだもん(笑)

みんなが怒る気持ちも

わかるけどさ、ここで

責めても仕方ないこととか

エヌママの謝罪とか?

もうなんかありえない方向に

進んでるのが無理~(笑)」




冗談めかして笑っては

いるものの、余程緊張したのか

Kママの目には涙が溜まっています。




みんなが怒りを爆発させている

状況で言い出せたKママは

カッコイイと思います。




しかもKママは私みたいに

ズケズケ言えるタイプでは

ないし、雑談ではめっちゃ

喋るけど、発表とかは

苦手なタイプなので。




相当勇気を振り絞って

声を上げてくれたんだなと思う。







BORDER FREE cosmetics クリアVCフェイシャルローション