ごあいさつ

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こちらのブログは私の体験談など実話を元にして

おりますが、個人の特定を防ぐ為に

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あくまでも実話を元にしたフィクションであることを

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作中に過激な言葉や差別的な言葉が出て来る

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仕事ととはいえ連絡もなしに

10分以上遅刻してきたマイ夫。

 

 

 

 

その後から静かに付き従ってきた

マイさんは、真夏にも関わらず

長袖に大きな帽子にマスクと、

コロナ禍でもないこの時は物凄く

異様な格好でした。

 

 

 

 

俯いているからその表情は

全く見えないのですが、

遅刻を詫びるその声からは

全く覇気が感じられません。

 

 

 

 

それに対してマイ夫は席に着くと

メニューを見てドリンクの注文を

始めました。

 

 

 

 

先に着いていた私達は既に

ドリンクを注文していたから

別にそれは構わないのですが、

マイ夫はマイさんに飲み物を

確認することもなく、勝手に

アイスコーヒーを2つ注文します。

 

 

 

 

ぶっちゃけ、

 

異様な光景

:( ;´ཫ`;):

 

 

 

 

 

ごめんやけど、私夫や元彼達と

飲食店に入って注文を確認されずに

勝手に頼まれたこととかないから、

微塵も「どうする?」みたいなやり取り

なしに頼んでいるマイ夫が物凄く

異様な人間に見えました。

 

 

 

 

もしかしたらマイさんの好みを

熟知してるからいつもの飲み物を

頼んだだけかもしれないけど、

それにしてもなんか一言あっても

いいような気がするよね(ーー;)

 

 

 

 

そしてドリンクが届いても

マイさんは帽子を脱ごうとしません。

 

 

 

 

それに耐えかねたのは、

私ではなくミナコさん。

 

 

 

 

ミナコさん

「ねぇマイさん。

お店の中に入ったんだから

ちゃんと帽子取ったら?」

 

 

 

 

その声マイさんの肩が

ビクリと震えました。

 

 

 

 

でもミナコさんの言葉に

返事をせずに、ちらりとマイ夫の

方を上目遣いで確認します。

 

 

 

 

それに対してマイ夫は

無表情で見下ろす。

 

 

 

 

ミナコさん

「マイさん……?」

 

 

 

 

マイさん

「すみません。その……

実は先日買い物帰りに

自転車で転んでしまって、

ちょっと顔ぶつけちゃって

アザとかあるから……。」

 

 

 

 

いつものマイさんの

あの力強い様子なんて

微塵も感じられない。

 

 

 

 

私もミナコさんも

ちらりと視線を合わせました。

 

 

 

 

「マイさん?大丈夫?

お顔の傷は見られたくない

のであれば私はそのまま

でも構わないけど、でも

さすがに冷房効いていても

暑いんじゃない?

マスクも……熱中症とか

なっても困るし……。」

 

 

 

 

私が声をかけるとマイさんは

また様子を伺うようにマイ夫の

方を確認しました。

 

 

 

 

今度はマイ夫は見下ろすような

ことはせず、私達の方を見たまま

 

マイ夫

「お2人もこう言って

くださってるんだし、

暑いなら取ったら?」

 
と言います。
 
 
 
 
それを聞いたマイさんは、
そろそろとゆっくり手を伸ばして
大きな帽子とマスクを取りました。
 
 
 
 
その顔には……
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マイさんの顔を見た瞬間、
私もミナコさんも表情を強ばらせました。
 
 
 
 
 
マイさんの顔にはいくつもの
痣があります。
 
 
 
 
それは首元にまで続いていて、
痣が黄色や青黒く変色していることから
昨日一昨日のものではないことは
素人目に見てもわかりました。
 
 
 
 
そして私はあることに気付きます。
 
 
 
 
 
これは……
 
 
 
 
殴られた痕だ。
 
 
 
 
何故わかったかと言うと、
痣の周りには擦り傷が全くなく
その上痣が全体的についていたから。
 
 
 
 
自転車使う人ならわかると
思いますが、自転車で転倒する時って
左か右のどちらかに倒れますよね。
 
 
 
 
そうなると怪我もどちらかに
偏ることになります。
 
 
 
 
咄嗟に手を着いたとしても、
ぶつけて痣になるくらいなら
同時に擦り傷ができます。
 
 
 
 
擦過傷がないということは、
転倒ではないということは
すぐにわかりました。
 
 
 
 
自転車の転倒で体全体に
満遍なく痣がつくことはまずない。
 
 
 
 
マイ夫のモラハラ気質や
マイさんの怯え様を見る限り、
 
120%の確率で
DVだと思う。
(正解者に……拍手送れない。泣)
 
 
 
 
 
私の体からさーっと
血の気が引くのがわかりました。
 
 
 
 
 
そしてミナコさんも同じことを
考えていたのでしょう。
 
 
 
 
マイさんを見たまま
硬い表情をして固まっていました。
 
 
 
 
 
 

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