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支援センターで仲良くなった
ママ友のミサキさんのイベントで
知り合ったリホさんは占いが
得意な人でした。
 
 
 
 
数回お会いしたんだけど、
子供達が遊んでいる間に
タロット占いや手相や顔相を
見てもらうことがありました。
 
 
 
 
個人でやっていてお店とかは
ないんですが、かなり当たるので
ママ友の間では評判です。
 
 
 
 
ちなみにお金は払ったことがなく
代わりにお茶ご馳走したり
お礼としてお菓子をお渡ししたり
するレベルだったので、
私達は安心してリホさんに
占いをしてもらっていました。
 
 
 
 
リホさんは幽霊が視えるタイプの
人で、希望があればママ友の
守護霊を教えてくれます。
 
 
 
 
私は昔飼ってた犬でした。
 
 
 
 
「外飼の雑種かしら?
お家の方ではない、誰か……
他所の人が拾ったのを
もらい受けたのね。
ぽいさんは小さい頃に沢山
遊んで、ぽいさんのことが
大好きみたいね。
一緒に走り回ったことが
楽しかったって今隣で
言ってるわニコニコ
 
 
 
 
と言われて驚きました。
 
 
 
 
実は私が赤ちゃんの頃に叔母が
仕事帰りに雑種の犬を拾い、
犬を飼ったことがない叔母は
まだ目も開いていなかった犬を
世話しきれず我が家に渡してきた
のが飼うきっかけでした。
 
 
 
 
我が家は他にも犬がいたので、
その子と一緒に外の犬小屋で飼っていて
私が散歩担当だったんです。
 
 
 
 
なのでその子とは姉妹のように
沢山遊んだ覚えがあります。
 
 
 
 
我が家の前に大きな田んぼがあって
稲刈りした後はそこに犬を放して
一緒に駆け回りました。
 
 
 
 
懐かしい思い出に目頭が熱くなります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなリホさんは、若い頃に
高名な霊媒師の付き人をしていて、
浄霊などの仕事も行っていたそう。
 
 
 
 
みんなその手の話が好きな人ばっかり
だったので、興味津々でした。
 
 
 
 
私もオカルト系大好きなんでニヒヒ
 
 
 
 
「若い頃は色んな所に
行っては浄霊したの。
一番怖かったのは殺人現場の
浄霊かなぁ。
恨みの気持ちが大きいから
こちらに対して訴えてくる
気持ちが大き過ぎて
未熟な私じゃ受け止めきれなくて
引きずり込まれそうに
なったことがあってタラー
それが怖くてそっち系から
占いに転向したんだよね。」
 
 
 
 
「へぇ~、やっぱりそういう仕事してると
怖い思いすることも多いんだね滝汗
他にも大変だった浄霊とかってある?」
 
 
 
 
「一番大変だったのは……
やっぱり外国人の幽霊かな。」
 
 
 
 
リホさんが依頼があって訪れたのは
どこにでもあるアパートでした。
 
 
 
 
その地域は外国人就労者が多い地域で
所謂不法滞在者なんてのもよくいる地域。
 
 
 
 
そのアパートはとある会社の
社員寮として貸し出されていて
外国人労働者が住んでいたそう。
 
 
 
 
でも過酷な労働に加えて低賃金で
生活に困った労働者が手を出したのは
闇金の中でも悪徳に近い闇金でした。
 
 
 
 
何とか必死にお金を返そうとしたものの
首が回らなくなった労働者は
ついにはその寮で首を吊ってしまったそう。
 
 
 
 
「可哀想だけど、もう苦しんで
欲しくないからあの世に
送ってあげようと思ったけど
無理だったんだよね。」
 
 
 
 
「やっぱり恨みとかそういうので
浄霊できなかったの?」
 
 
 
 
私の質問に、リホさんは苦笑いをしました。
 
 
 
 
 
「いや、日本語が
通じなかったの(笑)」
 
 
 
 
「は?」
 
 
 
 
 
「相手が外国人労働者で
日本語出来ない人だから
お経が通じなかったの(笑)」
 
 
 
 
 
その言葉にママ友一度目が点になりました。
 
 
 
 
 
リホさん曰く、幽霊は基本的に
本人が話せた言葉以外は
理解できないそうです。
 
 
 
 
そして宗教観が合わないと
浄霊は出来ないそう。
 
 
 
 
「例えば日本人が死んで
幽霊になるでしょ?
私は幽霊の生前の信仰宗教は
わからなくても向こう
からしたら私の言葉が
お経かどうかぐらいは
わかるじゃない?
神道の信仰者でも
南無阿弥陀仏って言われたら
『あ、自分今浄霊されてるな』
ってわかるじゃん?
でも外国人はそもそも
日本語わからないわけだから
『は?こいつ何言ってんの?』
な状態なわけね。」
 
 
 
 
確かに私は無宗教だけど、
相手が祝詞やお経を上げだしたら
私浄霊されようとしてるって
伝わると思うわ。
 
 
 
 
「その労働者はイラン人で
日本の信仰宗教には理解が
なかったから伝わらなかった。
だから浄霊できなくて
大変だったんだよね。」
 
 
 
 
「なるほどね~。
でもテレビとかだと外国人の
牧師さんとかが日本の浄霊とか
してるじゃん。
そうなるとあれはちゃんと
浄霊できてないってこと?」
 
 
 
 
「いや、日本人の場合は
大丈夫なことが多いの。」
 
 
 
 
「え、なんで?」
 
 
 
 
「日本人は多宗教な文化で
教会もその辺にあるから
キリスト教じゃなくても
理解してくれる場合が多い。」
 
 
 
 
確かに滝汗
 
 
 
 
日本はその辺にキリスト教の
教会とかもあるし、結婚式でも
賛美歌歌ったりするもんね。
 
 
 
 
いくらキリスト教に理解なくても
アーメン十字架
くらいみんな知ってるもん。
 
 
 
 
「そういう意味では
日本人は一番浄霊し易い
かもしれない(笑)
仏教も神道もキリスト教も
なんでもいけるから(笑)」
 
 
 
 
結局そのイラン人の浄霊には
伝手を使ってイスラム教のお祈りが
できる人を呼んで供養したそうです。
 
 
 
 
 
 
 
 
ちなみにテレビでやってるのは
浄霊ではなく除霊だから
信仰とかは関係ないらしい。
 
 
 
浄霊みたいに祈りであの世に導く
のではなくて、力で強制的に消すのが
除霊だから宗教観が合わなくても
力ずくでどうにか出来るそうです。
 
 
 
 
わかりやすく言うと、浄霊は
弁護士使っての和解に近くて、
除霊は裁判所からの強制執行。
 
 
 
 
強制執行に言葉はいらないのと同じで
除霊にも言葉はいらないそう。
 
 
 
 
いわゆる霊力というものが
幽霊より優れば誰にでも
できるんだそうですよ。
 
 
 
 
リホさんは幽霊は視えるし
自然の力との対話で占いなどは
できるけど、霊力的なものは弱いので
除霊はできないそうです。
 
 
 
 
幽霊の世界も色々あるのね~
と感心したお話でした。