透析になってから、イベント的な催しの出演は、けっこう控えているよ。
だって、当日にシャントが詰まった!とか体調が悪くなったとか、
そういった思いがけないことがあってプログラムに穴をあけてしまうのが心配だからね。
Sitar
直前で代わりを頼みにくい仕事というのは、やっぱり無理も多いね。
それを考えると今まで、よくやってきたなぁと、改めて思う。
というか・・無理なことをやってきたんだろう。
はっきり言って、「仕事」にはならないようなことなんだろう。
多少なりとも経済的な余裕があれば、そこでやったほうが良いだろうね。
そんなことを想っているこの頃だけれど、
以前、秋の催しで例年出演させていただいていた横浜ディワリ実行委員の方から
11月に横浜の開港記念会館で20周年の記念行事をするから、
参加してもらえないかという連絡があった。
たぶん、数分の短い曲を、お祝いの曲として演奏するかも。
今は出演していないけれど、
20年近く、催し会場の山下公園の屋外ステージで朝一番でソロ演奏をしていたんだよ。
それは30分程度の時間だったけれど。
秋の朝の山下公園はとても良い。
朝もやに包まれて潮風が心地よく、汽笛の音が時々なる。
静かな朝、木々に囲まれたステージでの30分ほどソロ演奏をするのは気持ちが良い。
青空を眺めたり汽笛を聴いたりしながらの演奏。
昼になると人が出てきて賑やかになりイベントらしくてそれはそれで良いのではあるけれどね。
催しがまだ知られていなかった初期の頃
ネットなんかもない。
朝から雨でステージが設定できなかったときがあった。
ところが、午前中、NHK横浜局がお昼のニュースで流すというので
カメラを持って取材にきていた。
ステージでは何もやっていない、客足も出店も雨で不調。
つまり、あまり活気がない催しみたいな状態。
そこを映されるのは嫌だった。
そこで一計を案じて、木の下で雨が降りかからないところで
楽器を出して、ビヨンビヨンと弾いてみた。
通りがかった数名の方に足を止めて見てもらったんだ。
そしたら、案の定、NHKのカメラも会場風景として遠景で撮影していたみたい。
つまり、「この催しは活気ある催しですよ」というPRをしたわけだね。
放映されたのはお昼
その日は、午後になり天気もあがり人が少しずつ出始めてきて
最後は盛大な催しとなったのだった。
懐かしい想い出だなぁ