僕等と食器僕が地元から飛び出て都会で暮らすようになって8年間、年に数回しか帰ることは無かった。それでも両親は、いつでも新しい食器を揃える時に四人分用意してくれた。グラスも4つずつ、お皿も4つずつ、年に数回しか使わないのに新しい見たこともない食器が、キチンと僕の分も用意されていた。今はもう、誰も使うことの無い4枚目でも食器棚には、今日もキチンと4枚の皿が並んでいる。