岩手の妻の実家の山にはこんな祠も敷地内にあります。
山に入っていくにはまずここで山の神様にお祈りを捧げていきます。
お義母さんは私が無事にキノコを収穫できるようにと祈ってくれました。
お義母さんは地元でも有名なキノコ採りの名人で、かつては松茸狩りの時も、地域のリーダーを務めていました。
押し車を押しながら山を進むスピードの速いこと。
今年は猛暑で松茸の時期が遅いらしく私が関東に戻ってから収穫始まったようです。
山には野生動物もたくさん。
私もこの夏だけでモこの写真の鹿以外にモグラ、リス、キジ、鷹、セキレイ、鶯ほか様々な野鳥たち、ハクビシン、狸、二ホンカモシカ、アオダイショウ、マムシ、ニホントカゲ、そしてツキノワグマもこの目で見てしまいました。
山に入るには細心の注意をしながら入って行かなければなりません。
つい先日も話題になりましたが、同じ岩手でキノコ採りに行かれたYoutuberの原生林の熊さんがツキノワグマに遭遇、危機一髪の目に遭われました。
怪我をしながらもなんとか撃退、追い払われました。
ネット上ではこんな小さな熊という反応もありますが、秋田県より大きな野生動物、実際にその場に居合わせたらどんなに恐ろしいことでしょう。
今世紀に入って熊に襲われて亡くなったという事件は北海道の大きなヒグマより本州のツキノワグマによるもののほうが多くなっています。
生活圏が近くなっているからなのでしょう。
妻の実家も熊の生活圏の中にあるようになってしまいました。
昼夜問わず、家の周りにやってきて畑や栗の木を荒らして帰って行きます。
そんな感じですから、鈴の付いたリュックを背負いときどき大声を出しながら歩き、長い鎌を杖代わりに時には撃退用の武器として持ち歩きます。
プロの地元の方たちが今年は松茸どころかなんも採れねえという中、お義母さんの祈りが聞かれ素人の私がこんな大きなハナビラタケを発見!
もう一株ありましたが、籠に入りきらないので妻のほうに入れてもらって持ち帰りました。
ハナビラタケのほかにもチチダケも籠に入りきらないから制限して持ってくるほどでした。
それから何回か山に入りましたが行く度に私だけ籠に満杯の大収穫。
時にははぐれて道に迷いながらも千本しめじをいっぱい採ってきました。
お義母さんから立派なキノコ採りだと言われ有頂天に。
こちらはタマゴタケ。
野食ハンター茸本朗さんのこの動画をちょうど甥っ子に見せていたので甥っ子が見つけました。
早速、茸本さんに判定していただくため写真を送りました。
でも、お返事を待っていると新鮮さを失ってしまうので勇気をもって焼いて食べて見ました。
その後で茸本さんからお返事いただき、正真正銘のタマゴタケとお墨付きをいただきました。
今まで田舎では食べていなかったキノコですが、今後は注意してみていきたいと思います。
この時収穫したキノコで作ったお料理動画はまた編集して昭和レシピチャンネルでご紹介したいと思います。
お楽しみに。
昭和レシピチャンネルでは久慈で採れたホヤの捌き方をお義母さんに教わりました。
お義母さんと観に行った伝統ある久慈の秋祭り