MTFがまわりからどう見られているのか | 平田真実のブログ

平田真実のブログ

南米パラグアイから昭和レシピチャンネルを発信する平田真実の個人的ブログ。
昔の思い出話、グルメ、格闘技、ペット、家族、教会、会社、放射能被曝問題のことまで徒然なるままに・・・何のブログだろう?と雑多過ぎる内容ですが、これが私です(笑)

MTFがまわりからどう見られているのか

これは私が思うに相当厳しいのではないかと思います。
一見、理解しているとか、肯定的に受け止められる反応があったとしても真に受けてはいけないかなと。
心の中では、なんだ女装しててもまるっきり男じゃないか、気持ち悪い、ただの変態でしょ?なんて思われているかも知れないのです。
後でそれがわかったら傷つくことになります。

だからカミングアウトは慎重にしたほうが良いでしょう。
私ももしかしたら早まったかも知れません。
でも、理解しない人は遅かれ早かれ関係ありません。
たとえ早くにカミングアウトしても、女性を磨き、脱毛して、化粧が上手くできるようになって言葉や仕草も完パスできるようになったとしても、理解しない人はしないでしょう。

あからさまではありませんが、なんとなく距離を置かれ冷たくなった人間関係もあります。
それで、受け入れてくれる理解者の世界だけで生きていけばよいとかなっちゃうのですが、その中でもMTFは浮いちゃうんですよね。
LGBTQのカテゴリーで最も理解されないというか。
理解者のグループの中でも、異質、警戒されることもあったり。
それはMTFを名乗る変質者が世間を騒がす事件を起こしたりもするからなのでしょうけど、MTF同士でも足を引っ張り合ったりして仲があまりよろしくない。
自分が精一杯だからなのか、マウントを取り合ったり、嫉妬したり蔑んだり、心から理解しあえる友達作りが難しいような気がします。


そんな時は、まずは自分のアイデンティティーをしっかり確立することが大切だと思います。
MTFとしての自信もそうですが、人として自分はこの生き方を通すという一本の筋です。
それがあれば性別に捉われることもなく、人からどう見られようが、何を言われようが、一喜一憂そこに巻き込まれることはなくなるかと。

本来はトランスジェンダーは性自認の問題であって性欲の問題ではないですよね。

よく小さい頃から男の子が好きだったとか、自分の性器が嫌で仕方なかったとか、それがMTFの証しかのように言われたりもしますが、私はあまりそれは関係ないと思っています。

大事なのは自分を男として認識していたのか、女として認識していたのかであって、性的な問題は二の次じゃないでしょうか。

性自認とはそういうもので自分では変えられないものですが、MTFに対し「元々男なのに自分は女性の心を持っていると主張することで女性たちを安心させて近づきたいのでしょう」と誤解されたりします。

実際、そんな風に言われると凄く傷つきます。
性自認を確認するには生まれて物心ついた時から第二次性徴までの性自認がどんなであったか?

ということが一つの目安になるのではないかと、私は精神科医ではありませんから医学的根拠は何もなく、あくまでも自分の感覚で喋っていますが、そう感じるのです。

それを無視されて、お前は生粋の男だとか、修正できるとか言われたり思われたりしたら悲しいことです。
特に、アメリカの行き過ぎたトランスジェンダーの主張やそれに対するいわゆる陰謀論がさらにややこしく誤解を生んでいます。

私もこうなったら開き直って、そう私は変態だよ、どうだ、男なのに髪の毛のばして女の恰好しているよ、62歳だけど格好いいだろう?

っていう生き方も良いかなと思ったりもしています。