ちょうど倉庫を借りた１９９８年の春、長男の真之が幼稚園（一年保育）に入ろうとする前の３月、自宅階段途中の窓から裏の公園で元気に遊ぶ子供達をじっと眺めて淋しそうにしている姿が目に止まりました。
「どうしたの？外に遊びに行かないの？」と尋ねたら
「うん、いじめるお兄ちゃんがいるから怖いの。」
私は胸がキューンっと痛くなり、どうしてあげたらいいだろうと考えました。
そういえば、私も小学校３年の時にイジメに遭い、兄からの勧めで柔道を習いに行ったことがあったなあ、と思い出し・・・
「自信をつけるためにお父さんと一緒に、空手でも習いに行くか？」
「うん。」
それから、早速道場探しです。
最初に見つけたのは極真空手で、自宅近くの電話帳に記されているお寺を訪ねて行ってみると、そこの住職さん
「上級者が修行のために利用しているけど、一般クラスは行っていませんよ。」
とのこと。
次に見つけたのは、東川口駅と５月から借りる予定の倉庫とのちょうど間くらいにある松濤館流「拓心館」空手道場。
電話をしてみたら、やさしい好感ある館長の声で応対していただき、早速見学です。
空手着を親子で揃え、幼稚園の始まるちょうど４月から入会。
結果、それから親子で７年間、その道場に通うことに。
のめり込んだのは、息子より私の方でしたが・・・
続く
