「ブルースハーモニカ音頭」の魅力は、なんといっても間奏の12小節ブルースをハーモニカのアドリブでブルージーにキメるところですが、「自分でも挑戦してみたいけれど、何か参考になる演奏はありませんか?」と、そんなご質問を受ける事があります。
もちろん、あります。
ズバリ!参考にすべきなのは「ブルースマン達のブルースのアドリブ演奏」だと思います。

という事で、今回はこのお二人のフレーズを参考に、解説をしてみたいと思います。
まずは「サニーボーイ・ウィリアムソン」です。
では解説動画をご覧下さい。

 

 

いかがでしたでしょうか?
ブルースハーモニカはサニーボーイに始まりサニーボーイに終わると言っても過言ではないくらい、たった1人で今のブルースハーモニカの基盤のほとんどを作り上げたようなレジェンドハーピスト(ハーモニカ奏者)ですので、その演奏には参考にできる部分が山程あると思います。
まだYouTubeなどは無い時代、若かりし頃の私もサニーボーイに夢中になり、レコードジャケットを眺めながら、彼の演奏風景に想いをはせたものです。
私のハーモニカ教室の生徒さん方にもとても人気があり、フレーズ解説などのレッスンでは、こちらもつい力が入ります。
今回参考にしたサニーボーイの代表曲のひとつでもある「ヘルプ・ミー」は、ブルースの中では珍しくマイナー進行ですので、「ブルースハーモニカ音頭」のソロにはぴったりです。
ぜひお試しいただければと思います。

 

続いては「ジェイムス・コットン」です。
では動画をご覧下さい。

 

 

いかがでしたでしょうか?
ジェイムス・コットンはわずか9歳でサニーボーイに直接ハープの手ほどきを受けたというほど影響を受けたらしいので、この順番で紹介させていただく事にしました。
コットンは他に類を見ないパワフルな奏法のハーピストなので、フレーズだけを真似しても、なかなかあのようなフィーリングは出せないと思います。かくいう私もフレーズをなぞるだけでヘトヘトになってしまうほどです。
ただあのように「俺のハープはただのハープじゃないぜ、管楽器なんだ!」と言わんばかりの演奏への向き合い方は、ハーモニカでのブルース演奏にはぴったりなのではないでしょうか。

私もかつて一度だけ、コットンのライブを観る事ができました。その時は残念ながらあの歌声はもう聴く事ができない状態ではありましたが、そのハーモニカの演奏は、若い頃と変わらぬパワフルさで、素晴らしいものでした。
彼の真似をされる場合は、くれぐれも「ハーモニカをぶっ壊わす」くらいの気持ちで、お試しいただければと思います。

 

ぜひ「ブルースハーモニカ音頭」の間奏部分のアドリブ演奏をお楽しみいただき、もしよろしければ、
#hamonicafe_one 
または 
#ブルースハーモニカ音頭 
などのハッシュタグをつけて、X(旧Twitter)などでこのブルースの部分の演奏動画をpostしてみて下さい。私が運営する投稿専用アカウントでシェアさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

そして(もう少し詳しく、吹き方を知りたいな…)という方は、ぜひ私の「オンラインレッスンの無料体験」に、お気軽にご連絡をいただければと思います。

次回はこの「12小節のブルース部分」を、どのように吹くかを、さまざまな「ブルースマン達のフレーズ」を参考にして解説してみたいと思います。お楽しみに!!

 

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