先週、バグダッドカフェが勝ち上がり、
昨年ノーザンF
(吉田勝己氏、ナーヴィックインターナショナル、レイクヴィラF名義)
が米2歳セールで購買した2歳馬7頭が全馬勝ち上がった。
昨今の外国産馬の不振を考えると驚異的な数字といってよい。
7頭中2勝馬2頭、新馬勝ち3頭と内容もまずまず。
未勝利勝ちのイジゲンとローレンルーナも2勝目は堅そうだ。
前年は、ヘニーハウンドが重賞を勝ったものの
全体的に入厩が遅れがちで、
期間内勝ち上がりも8頭中3頭にとどまった。
ヘニーハウンドも夏場体調を崩したとの話で
育成過程で順調さを欠く馬が多かったようだ。
これに対し、3歳世代はほとんどが検疫明け直後に入厩。
うちゲンテン、アグン、バグダッドカフェは
北海道の競馬場に直接入厩と、
とにかく仕上がりの早さが目に付いた。
前年の反省を踏まえて育成方法を劇的に変えてきたのだろう。
前年はどちらかといえば空港育成馬の不振が目に付いたが、
3歳世代は早来、空港問わず走っている。
育成の変化がブレイクの理由とすれば、
円高を追い風とした購買馬のレベルアップによって
この勢いが加速することはあっても衰えることはなさそうだ。
今季のノーザンFの米2歳セール購買、育成馬(ダノックス所有馬など)には
例年以上の注意が必要である。