母の産駒はこれまで一息だったが、
本馬は母の産駒としては初めて矢作厩舎に入る。
この厩舎替わりはライン論的には明らかにプラス要素だろう。
矢作師と前田オーナーの絆の強さは、
有名調教師を差し置いていきなりファレノプシスの子を預託したり、
矢作師の著者に感銘を受けたオーナーが、
ニューマーケットで2歳馬の購買を依頼したエピソードからも明らか。
ラナンキュラス以降一息の結果が続いている上、
3歳世代はフランスで矢作師が見出した2頭が揃って未勝利と、
期待を裏切っているだけに捲土重来を期す思いは強いはず。
矢作師自ら選んだFolkloreの10ともども注目したい。
矢作厩舎とタキオン産駒の相性だけがカギ。