秋雨。 | poetissimo

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思いを。
言葉を。
もっと、強く強く。

それが『ポエティッシモ』。



秋雨の夜が誘う涙は

あなたを思い出す為に


晴れ渡る笑顔を描き

静かに回る走馬灯


春を告げる囃子(はやし)に包まれた

川べりの土手を歩きながら


もう一度言えるのかもしれない

「おかえり」の声




秋雨の夜に伝う涙は

風の便りを待ち侘びて


隙間なく書かれた葉書

今も染み込む旅路の跡


小さな諍(いさか)いを積もらせても

思い出の優しさを知る頃に


いつかまた聞けるのかもしれない

「ただいま」の声。


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読んでくれて、ありがとう。



【季節の季の記。】

今年も『poetissimo』をご高覧頂き
ました「あなた」に、心より御礼申し
上げます。

だらだらとコンディションの乱れが
続き、お見苦しい点が多かったのでは
ないかと、非常に申し訳ない気持ち。

(年頭に掲げた目標は何処へやーい。)

時間を置き休み休みやればある程度
復調するも、その休み休みの間隔が
長くなっている事が歯痒いです。


拙筆の自覚から、率直に言えば
ブログを更新した時に、詩文を最後の
句点まで本当の意味で“読んでいる”
方は、5人くらいではないかという
思いが常々あります(苦笑)。

相変わらず、学(歴)がない所も
詩作の上で壁を感じて、現代詩って
何?とか、どんな書き方が正解か
未だに分からないままの手探り。

悔しさ諸々は込み上げてしまうけれど、
それらが向上心を腐らせぬ為の原動力
になっていますね。


感受性と言葉を縋る藁としてしまって、
バカみたいな空回りで今に至る私には、
他に何もないですから。

また一年後、何なら風に乗ってここを
飛び出すまでに、言の葉を育てられて
いる様にと願うばかり。


来たる年も忘れた頃に野暮天に現れる
と思いますが、どうぞ変わらぬご愛顧を
宜しくお願い致します。

皆様、無事息災にて初春をお迎え下さい
(*´◇`*)


ラブ アンド ピース


☆前々回の詩→『冬の支度を始めよう。』

☆前回の詩→『ポエトリー。』