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決別メイル

世が空けるまでに
送らなきゃ
夏の風が吹く前に
僕は旅立つ

君が嫌いになった
わけじゃないんだ
でもこんなこと言うと
取り残されるのは君

とりとめもない毎日が
明日をふさいでいた
居心地はいいけど
幸せじゃなかった

ぜんぶ正直に書くんだ
かっこつけるのはよすんだ
読んだら捨ててください
どうか嫌いになってください


せっかちな空が白みはじめた
冬だったらもう少しひっぱれた
でももう夏なのさ

決別メイル 決別メイル 最低メイル
空のあの黒い点は鳥




くすぐったい


もう死んだかと思ってた
地球の裏側で生きていたのか
あの頃のぐちゃぐちゃした自分を
君が覚えているかと思うと
くすぐったくて目をそらした

久しぶりだというのに
なんと冷たい春の雨
コンビニで払う光熱費の
領収書に押される判のように
リズミカルに再開し、
そしてまた別れた




西日のトミー


君はいつも
西日のなかにいる
髪は金に輝くけど
逆光で顔は黒

世界中の感情を
ぶちまけたような
激烈なオレンジの中で
笑っているのか
泣いているのか

君はいつも
西日の中にいた
覚えているのは
ごめん もうそれだけ

大きくなったら
また会えると思っていたけど
もう名前も忘れたよ
そんな薄情な人になったよ

たぶん君はトミー
たぶん君はトミー

君は僕からいなくなり
いつか忘れるつもりなのに
夕日がきれいな日は
君の輪郭を思い出そうとしてしまう

たぶん君はトミー
たぶん君はトミー


ラーメンにメガネが3度落ちたら


君が好きだよ
シナチクほどに

本を読みながら
また眠ってる
だからメガネが
グズグズになるんだ

君が好きだよ
ナルトほどに

動物園に行くと
小猿にメガネを
奪われるから
グズグズになるんだ

君が好きだよ
麺ほどではないけど

ラーメンを食うとき
犬のようになるから
だからメガネが
スープに落ちるんだ

君が好きだよ





透明の牛

かさぶた剥がれて
血は盛り上がり
表面張力もう限界


君はエコヤクザ
地球のふりをして
他人の時間を盗んでく


さよなら絶倫野郎!
冬眠が終わる頃
おまえの時代が来てるといいな