数日前久しぶりに
父親と電話で話をした。
私はつれない娘であり、
この夏日本へ里帰りをしてから、
その後殆ど連絡を取っていなかった。
忙しい事は理由にならないよね。
やはり話は、
先日フランスで起きた事件の事になる。
上の息子が来年から、
大学の研修で半年間、
ニューヨーク市に住む。
私の父はそのことについて、
息子に出来るだけ人がいる所に
行かない様に伝えろと言った。
ニューヨーク市は東京の様に、
どこでも人が多いと思うんだけど。
だからこの様な事は本当に運によりけり。
毎日どこにいようと、
無事を祈るしかないのである。
でもそれを考え始めると、
心が苦しくなり涙が溢れでた。
更に酷くなるこの世の中で、
子ども達が生きていかなければならない事を思うと、
可哀想で仕方ない。
世界のトップに立つ人達は
天才秀才達を集め、
この今起きている事について
どのように解決をしたらよいか、
真剣に考えている事だろう。
攻めるにしても守るにしても、
命の尊さに気付かない人達を
どのように対処したら良いか、
私には全く見当がつかない。
9・11で家族友達を失くした人達、
そして今回のフランスのテロでも、
多くの人が辛い思いをしている。
この理不尽な出来事を
怒りに思う人もたくさんいるだろう。
憎しみを感じる人も多いと思う。
しかし今回彼らがしたように、
報復に報復を重ねても、
何も良い方向へは進まない。
憎しみに憎しみを重ねても、
全てが悪化していくだけだ。
憎しみを緩和させる事は、
この世にたった一つしかない。
それは愛すること。
愛は憎しみに相対することではない。
愛には私達の想像を超える力があると、
私は思うのだ。
人は愛によって生きる。
人の意思で人の命を断つ事は、
その生き方に反する事だ。
その意思を行動に起こした人も、
実は愛によって生きている。
今は辛くて愛することが
できないかもしれないだろうけど、
それでも世界を良くするには、
それしか方法がない。
人の意思によって夫を失くした私は、
そのように強く思うのである。
どうか今起きている事によって、
多くの人が憎しみを増やさないよう、
愛することがもっとできるように。
その事を心の底から祈って止まない。