少し遅くなりましたが、3月6日のインドの Hindustan Times に
エリザベス・ブラウニング(Elizabeth Barrett Browning 1806.3.6-1861.6.29 )
の生誕記念日の特集記事が出ていました。
以前に一度エリザベス・ブラウニングの詩を取り上げましたが、ここで、もう一度彼女に敬意を表し、彼女の詩を取り上げてみたいと思います。
彼女の詩の中で最も有名な ポルトガル語のソネット(Sonnetts from the Portuguese)
から、その43節を見てみましょう。
XLⅢ
How do I love thee ? Let me count the ways.
I love thee to depth and breadth and hight
My soul can reach, when feeling out of sight
For the end of Being and ideal Grace.
I love thee to the level of everyday's
Most quiet need, by sun and candlelight.
I love thee freely, as men strive for Right;
I love thee purely, as they turn from Praise.
I love thee with the passion put to use
In my old griefs, and with my childhood faith.
I love thee with a love I seem to lose
With my lost saints,--I love thee with the breath,
Smiles, tears, of all my life ! --and , if God choose,
I shall but love thee better after death.
私は貴方をどのように愛しているのでしょうか。
その愛する術を考えさせて下さい。
私が人生で目指すものや理想の美しさを心の中で感じながら
私の魂が届く限りに、深く、広く、高く
私は貴方を愛しています。
日々に最も必要とされる太陽や蝋燭の光のように
私は貴方を安らかに愛しています。
私は惜しげなく貴方を愛しています。人が権利を求めるように
私は純粋に貴方を愛しています。人が称賛から顔を背けるように
私は貴方を愛しています、古い悲しみに打ち勝つ苦難をもって
そして、子供のころ抱いていた信仰のように
私が亡くなった聖人を愛していたように
その忘れかけていた愛で、私は貴方を愛しています。
私は貴方を愛しています。私の全ての人生の吐息と笑顔と涙で
そして、もし、神様が許して下さるなら、
私はきっと亡くなった後も一途に貴方を愛することでしょう。
(日本語は意訳です)
youtubeに詩の朗読がありますので、あげておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=qS4Dz4ORua8