先日、イギリスの海外ドラマシリーズ「警部ジョージ・ジェントリー」の第18話「戦争の大義と兵士の良心」を見ていたのですが、その終盤に近い場面で、ジェントリー警部が、第二次大戦の戦場で起きたドイツの少年を仲間が殺害した事件を振り返り、有耶無耶にした自分の行動を振り返り反省を込めてエドモンド・バークのこの言葉を発します。

 

エドモンド・バークについては下記を参照してください。

 

エドマンド・バーク - Wikipedia

 

ドラマの中では下記のように発声していました。

 

「善人が何もしなければ、悪が栄えることになる。」

  "For evil flourish, it's only necessary for good man to do nothing."

 

ただし、この言葉は色々な表現があるようで、一番使われているのは下記の表現のようです。

 

”The only thing necessary for the triumph of evil is that good men do nothing.”

「悪の勝利のために必要なことは、善人が何もしないことだけである。」

 

さらに複雑なのは一般的にはエドモンド・バークの言葉となっていますが、何人かの政治家がこの言葉を使っていて、本当にバークが発した言葉かどうかは疑問があるようです。

 

★ところで、ジェントリー警部が事件を明らかにすると,即ち正義を貫こうとすると、戦争で戦っている仲間を裏切ることにもなるのです。その現場では警部は事件を明らかにしませんでした。しかし、過去を振り返って、現在の警察官としての立場を考えると、それが良かったのか自問自答しているのだと思います。

 

★現在の社会でも、いつこのような立場に直面するかわかりません。そんな時この言葉の意味を深く考えてみたいと思いました。

 

動画をあげておきます。