こんな本、読んでます。 -20ページ目

こんな本、読んでます。

どれくらい本を読んでいるのか記録してみます。。

最高は☆5つです。

リトル・イタリ-の恋

☆☆


オーストラリアのイタリア人街“リトル・イタリー”に住む青年アンジェロは、

結婚相談所のおばさんからお嫁さん候補を紹介してもらって

何人もの女性に手紙を書いては振られていた。

ある日、南イタリアに住むロゼッタに手紙を書く。返事はOK。

でも彼は弟の写真を同封していたのだった。。


とてもほのぼのとした映画。

安心してみられる。

オーストラリアに移民が構成するイタリア人街があったとは知らなかった。

イタリア映画だとおもったらオーストラリア街だったし

「初恋」の物語というから、少年が手紙を出す話かと思ったら

大人の純情物語だった。


でも素敵な御伽噺でした。


CRASH


アメリカの人種差別問題をベースとして

オムニバス形式で物語をつむぐ。

アカデミー賞3部門受賞作。


黒人を嫌う白人警察官、彼は最後には人を救う。

黒人を擁護する白人警察官、彼は最後には人を殺す。

差別のある世界でそれなりの成功を収めた黒人プロデューサ。

店を必死で守るアラブ系店主。


みんな一生懸命生きている。

前半はひたすら嫌な場面が描かれていて

席を立ちたくなるほどだった。


でも最後には救われる。



東宝
THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション

☆☆☆


THE 有頂天ホテル を観た。

三谷幸喜監督によるコメディ映画。

大晦日のホテルを舞台にいろんなハプニングが次から次へと起こるのだが

それらがラストに向けてピラミッドのように構成されている。

大物俳優が至る所にさりげなく出演していて

しかけられたものを探すのもたのしい。

DVDで観て復習したいな。


個人的には、コメディ場面で、映画館の中ですごい音をたてて転んだ人がいて

それがツボにはまっておもしろかった。(転んだ人、ごめんなさい)

エコビジネスネットワーク
環境の仕事大研究―就職・資格・ビジネスのしくみのすべてがわかる!

環境ビジネスはじめ、環境部、NPO・NGO、行政に至るまで、環境に関わる仕事が幅広く紹介されている。

環境関連資格、就職方法、注目企業&団体の採用関連データなども載っているので

「環境に関連する仕事」と漠然と思っている人には

かなり役にたつと思う。


斎藤 精一郎
痛快!新しい金融学


2004年の本なので、もはやそんなに新しくもないが、

お金の始まりから、いろんな歴史・舞台を通じた金融の歴史、

そして現在の金融の仕組み(銀行、証券会社etc)までを

非常に分かりやすく書いてある。

入門書としては非常によいと思う。

グラフや図も適切。


東海林 さだお
ショージ君全集 (4)


漫画です。極めて平和で牧歌的なサラリーマン生活をつづった漫画です。

エビ-タの生きたアルゼンチンと同年代なのに

ああ、なんて平和な日本。


インターネットなんてなく、合コンではなく合ハイ(合同ハイキング)が盛んだったころ

男女関係はこうもおおらかであったのかと驚いた。

民宿で見知らぬ男女グループが相部屋になるなんて

今は想像できないですよね??


ニコラス フレイザー, マリサ ナヴァーロ, Nicholas Fraser, Marysa Navarro, 阿尾 正子
聖女伝説 エビータ
☆☆☆☆

本には、一気に読みたい本と、じっくり読みたい本があるが

これは後者だと思う。

私には珍しく、毎日少しづつ読んで、2週間以上もかかってしまった。

でもだからこそ、当時の時代みたいなものを、日常に重ねて感じることができた気がする。


「エビ-タ」はマドンナが映画で主演したことで話題になり、その人物を知った。

マドンナが主演するということに対して、エビ-タを聖女と崇める人々からの強い反発があったのだ。

何も知らないながらも、映画はよくできていたと思う。

サウンドトラックが好きで、歌から、とてもとても強い女性のイメージをもっていた。


この本は、彼女の人生を丁寧な調査と、偏りのない立場から描いた力作である。

アルゼンチンの貧しい人からは「聖女」と慕われ、裕福な人々からは「娼婦」と蔑まれた。

どちらもエビ-タの一面であり、激動の時代背景が彼女を作り上げた。


映画ではあまり分からなかったのだが、ペロンの指導するアルゼンチンは

まさに独裁政治であった。反対するもの、意見するものを徹底的に粛清し

イエスマンで周りを固めた。

だからこそ、一介の大統領夫人であるエビ-タに大きな政治的権限が与えられたのだ。


また、当時(1900年代半ば)のアルゼンチンは豊富な地下資源があり

ヨーロッパと比較しても裕福な国であったという。今の破産状態の国とはちょっと背景が違う。

でも国内での貧富の差は大きく、エビ-タが与える貧しい人たちへの物資供給政策が

彼女を「聖女」へと祭り上げた。

でも本書によると、謁見にきた貧しい人に「家と家具とお金」を与えるなど

その物資供給の方法には疑問もわく。


いろいろ書いたが、地球の裏側で起きていたドラマを知るには

非常に印象的な本だと思う。


山口 雅也
垂里冴子のお見合いと推理

赤川次郎を読んでいるのかと思った。

3人姉弟とその家族が主人公という構成とか、読みやすさとか。


主人公の冴子は「好きな女探偵ベスト10」の2位に選ばれているらしい。

でもこの「好きな女探偵ベスト10」というのが、いくら検索しても

出展が分からない。誰か教えてください。

他に誰が選ばれているのか気になるので。

個人的には森博嗣の小説にでてくる西之園萌絵が人間くさくて好き。

本書の冴子はおっとりと和服をまとう知的な人物なので

憧れるけど、私とは人間的にぜんぜん違う人種の気がして。。


冴子は垂里家の長女にして33歳の和風美人。

縁談が持ち込まれる度に、事件が発生し、それを解決していく。

短編がいくつか集まって一冊をなしているのだが、読みにつれて

登場人物のキャラクターが浮き立ってくるのが面白い。



宮本 輝
胸の香り
☆☆☆

まさに香りたつような濃密な7編の短編が収められている。

本は薄いですが、一遍一遍が胸にしみる本です。

「あとがき」によると、ほとんどが原稿用紙30枚程度しかないといい、

推敲を重ねた無駄のない非常に美しい文章だと思う。


不倫と妊娠、夫婦の別れ、出生の秘密など、

善悪では割り切れない人生の一瞬が絵のようにきりとられている。

一遍を読み終えるたびに、心の中に一枚の絵が浮かぶ、

そういう短編集である。


不倫している男性の複雑な(ある意味情けない)感情が印象的な

「月に浮かぶ」と

長年連れ添った夫婦の別れを描いた

「舟を焼く」が

私にはとくに印象的だった。




ローリー・リン ドラモンド, Laurie Lynn Drummond, 駒月 雅子
あなたに不利な証拠として
☆☆

なにかで話題になっていたので読んでみました。

男性社会のアメリカの警察機構の中で働く

5人の女性を主人公にして10編の短編が綴られている。


著者は実際に市警の警官として5年間のキャリアがある。

そのときの体験が背景にあるために

非常に写実的でドロドロとした警察官の日常が描かれている。

それゆえに、平和な日本で暮らす私には

少し遠い世界の話に感じられ、感情移入はしずらかった。


ただ、この本と前後して、同じく警察官が主人公になっている

映画「crash」 をみた。

この映画もアメリカの人種差別問題をベースとして

警察における人種差別行為やその他負の部分を取り上げている。

この映画で私はけっこうショックをうけていて、

かつドロドロした警察内部というものをイメージすることが容易になったため

その後本を読み返すと、自分の感じかたが変化した。