暁の寺 三島 由紀夫 暁の寺 ☆☆☆☆ 三島由紀夫という人は、性的政治的etcいろんな意味で抑圧を感じていたのではないか 本書を読みながらそう思った。 豊饒の海4部作の3作目。 春の雪で夭逝した松枝は、政治信念をもって自害した青年を経て、本書では月光姫の生まれ変わりとして 登場する。しかし本書の主人公はあくまで老年期に入りかけた本多である。 人間的に熟してきた本多の目を通して、人間の様々な側面を描こうとしているように感じられた。