- 南木 佳士
- 医学生
- ☆☆☆☆
かつて2期の受験が行われていたころ、秋田大学に医学部が新設された。
当時の大学受験では、一期で第一志望を受験し、二期にはそれに落ちた
学生が入学していたようだ。
第一志望に破れ、目的意識のあまりない学生が、雪深い新設学部へ入学する。
秋田の暗く陰鬱な空気が学生たちをますます暗くさせていく。
そんなウツの状態も、専門課程に入り、人体解剖実習や病院実習、国家試験
などを経験するにつ自然と乗り越えていくようになる。
4人の学生の物語をオムニバスのように綴ることにより
医学生というものを多面的に浮き彫りにさせている。
なかなかいい本だった。
大学卒業後、地方の国立大学医学部に入りなおし、
医者になった友人が私にもいるが
彼のことを随所で思い出した。