- 横山 秀夫
- クライマーズ・ハイ
- ☆☆☆☆
40歳の社内でも微妙な立場にある遊軍記者、悠木が同僚と谷川岳に登攀するはずだった日に
御巣鷹山にジャンボ機が落ちる。全権デスクとなった悠木の苦悩の物語。
NHKで放映されたドラマ を読む前に見ていたため、主人公が佐藤浩市にかぶって仕方なかった。
しかしドラマとは比較にならないくらい、面白く、切ない話で心に響いた。
著者が上毛新聞記者時代に遭遇した御巣鷹山日航機墜落事故取材の体験を元に
書き込んでいるだけあって、当時の新聞社内の混乱、社内の政治的駆け引きのドロドロさなど
吐き気がするような醜い部分もあった。
地方新聞て狭い世界の中の戦いが大変なんだ。。
かつて新聞記者を目指そうとおもったこともあったが、自分にはできないと痛感した。
題名から山男の話という先入観があったが、全然違う。
むしろ企業戦士の話。
人って弱いけど、強い。 そう思った。