日焼 | 葉音ののんびりブログ

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日焼けした肌にサリーが絡みつく

 

松山俳句ポスト365   並選

木曜日掲載された皆様

おめでとうございます!

句の感想は、皆様のブログに訪問したときにそちらに書かせていただきました。ここでは、それ以外のお気に入り人選句の一言感想を    (詠者敬称略)

 

日焼児のまず太陽を描く「思い出」/トポル

2年生くらいまでは、子どもって夏休みの思い出を絵にかかせるとまず太陽から描くんですよね~。私にとっても懐かしい思い出です。

 

 母に言へぬ日焼のわけを姉に言ふ/dolce(ドルチェ)

姉妹の繋がりは深いものです。どんなわけだろう???親に内緒で誰かと海にでも行ったかな・・・

 

目の回りだけ日焼してない不思議/むらさき(5さい)

そのとおり!完敗です・・・やられました。

 

 丸めたる背の羽化めくや日焼の子/樫の木

夏休みが終わりに近づくと、こういう景が多くなります。丸めた背中を羽化に例えたのが面白いです。

 

日焼して声変わりして無口なり/香野さとみ

息子の成長・・・嬉しいような、寂しいような

 

海の子と山の子といて日焼の子/あつちゃん

声に出して読むと、実に心地よいリズムです。

 

 砲弾のごとき日焼子淵へ淵へ/くらげを

「砲弾のごとき」という措辞が効いています。こんな景は、あまり見なくなりました。

 

潮風の重油めく香に日焼たり/上里雅史

「重油めく香」が効いています。焦げないように気を付けてくださいね。

 

音階は昭和へ少し日焼止め/酒井おかわり

日焼は、やはり昭和のイメージなのでしょうか。

最近は、日焼けの子。見なくなりました^^;

 

 日焼して十日で帰る家出かな/かをり

これも、また成長の証です。

 

日焼して十五の歳を捨てる海/ぐずみ

日焼して成長するという句は多くありますが、この句は十五の歳を捨てるという措辞が詩的で美しいと思います。

 

恐竜のお腹を仰ぐ日焼の子/さるぼぼ

恐竜の形をした滑り台でしょうか。生き生きとした景ですね。

 

 ナポリタン食らふ日焼の左官工/よだか

ナポリタン食らふというのが、効いていると思います。ガテン系は、ナポリタンをくるくる巻いたりしないでしょうね。

 

棟上げの間近日焼けの男たち/松尾千波矢

やはりガテン系。家ができるのが楽しみです。

 

日焼子を浮かべアヒルの船長も/青萄

家の風呂か、庭のプールか・・・微笑ましい景です。

 

 レース糸指の日焼に絡みをり/比々き

レース糸の白と日焼の色の対比が美しい。しかもそれが指先という部分に集中しているのが美しいと思いました。