2018年2月1日〜3日の関西旅行記。

2月2日の大阪。

このブログは、くすりの道修町資料館の続きです。

こちらは館内写真撮影不可なため、展示物の雰囲気をお伝えする事はできませんえーん

 

館名の杏雨というのは杏林(医学界)を潤す雨という意味で、武田薬品の五代・武田長兵衛氏が関東大震災で貴重な医薬史料が焼失した事に胸を痛めて私財を投じ、東洋の医学書を中心に文庫を作ったのが始まりだそうです。

 

確かにガラスケースの中には貴重な古典の原本や写本もあり、「おおー! 肉眼で見られる日がくるとは!」な物もありましたが、展示物は凄いけれど、観光客よりは、やはり医薬の有識者目線の展示なのでしょうね。

解説はすごく簡素。

自分の知識量、読解力、語学力が試される展示、専門性が高い展示という印象です。

 

それでも、中学の歴史で習った『ターヘルアナトミア』(ラテン語版)を見たときは「おお〜!」と思いましたし、横に杉田玄白の『解体新書』(重版?)が並んでいたのにも「おお〜!!」と思いました。

 

また、昔の製薬道具の展示で蘭引(陶製・蒸留器)を見てアロマに通じるー!とワクワクしたり。

最近出会った、東洋医学系の先生達が持っていて「私も欲しいなぁー」と思った経絡人形(個人的に”けいら君”と呼んでます)を見て「やっぱり欲しいなぁー」と思ったり。

 

理解できない展示が多い中でもミーハー的に楽しめました。

今回は常設展示しか観覧できなかったのですが、春と秋には特別展も開催されているようですし、手続きを取れば一部資料の閲覧も可能らしいです。

特別展は、ちょっと気になります。

 

という事で。

次は大日本住友製薬展示Galleryへ向かいます。