2018年2月1日〜3日の関西旅行記。

2月2日の大阪。

このブログは、お灸教室にての続きです。

大企業のビルが立ち並ぶ中に。

一見見落としそうな小径。

こちらが少彦名神社。

別名「神農さん」

大阪の地元の方々からは、神農さんの愛称で親しまれている神社です。

愛嬌のある、じっちゃん照れ

(神様に向かってじっちゃん呼ばわり)

こちらは日本の医薬の神とされるスクナヒコナノミコトと古代中国の医薬の神、神農炎帝を祀っている神社です。

 

大阪で御朱印を頂ける神社で面白いところが無いかと検索していて見つけました。

ハーブやアロマの歴史で神農さんは散々出てきていて、私には馴染み深い神様です。

なんてったって毎日、そこら辺の草を片っ端から食べるという自分人体実験して「これは薬、これは毒」と身を以て分類してくれた方。神農さん著の『神農本草経』はアロマ検定対策&ハーブ検定対策の歴史部分でも重要知識です。

その神農さんを祀っている神社があったとはびっくり

(中国のお寺なら、あちこちで祀られているとは思っていましたがねー)

 

スクナヒコナノミコトは詳しく知らなかったのですが医薬の神だけでなく多才な神様みたいで、お酒や穀物、温泉の神様でもあるようです。

古事記・日本書紀によるとオオクニヌシの国造りのお手伝いに船に乗ってやって来たとされているそうですが、この”船”というのがアメノカガミノフネ=ガガイモの実なんですって!

ガガイモの種はケセランパサランの正体と言われていますが、こういった神話ともリンクする植物と知ると、よりファンタジー感が増します照れ

 

さらにスクナヒコナノミコトを呼んだオオクニヌシは因幡の白兎の伝説の方。

あの話は日本で最初の生薬使用記録なのですよね。

 

ワニに毛皮を剥かれて(皮膚疾患)泣いていたウサギに「蒲の花粉をつければ良くなるよ」と教えてくれた神様。

その神様と一緒に行動していたとされるスクナヒコナノミコトが医薬の神様というのは凄く納得。

 

この神社を知った時「この御朱印は絶対頂かなくちゃ!!」と強い想いを持ってやってきました。

念願の御朱印おねがい

社務所窓口の巫女さんがサラサラと描いて下さいましたラブ

 

こちらの神社。

先の「通常御朱印」の他に。

季節に合わせた”限定御朱印”が色々とあるらしく。

私が行った時は2月1〜3日まで限定。

(しかも1日に配られる数が決まっている)

節分のためのレア御朱印を頂くことができましたラブ

 

レア御朱印をポッと出的に訪問した私が頂けるとは!

しかも限定枚数のものを散々お灸体験したり遊んだ後に行ってもゲットできたとは!

(2月は医療系の国家試験日が集中しているので、合格祈願で参拝される方も多いそうです)

 

元々虚弱で人並み以下の体質ですが、際どいところで大病&大事故から逃れられている私は、やはりこちら方面のご加護は強いなぁー、縁があるなぁーと思います。

 

節分らしく、鬼とオカメと柊。

黄色い粒々は模様の水玉ではなくて「7粒の豆」だそうです。

豆と節分は切っても切れないけれど。

7粒で厄(8、9)を除けるという意味があるそう。

節分祭の御朱印は1日限定数配布のため、御朱印帳に直接書いて頂くものではなく

すでに書かれた御朱印の台紙を頂き、自分で御朱印帳に貼り付ける形になります。

この台紙と一緒に福豆も付いていました。

台紙は当然、見開きでセット爆  笑

 

また素敵な御朱印が増えました。

大満足。

そうして。

現地に足を運んで益々、少彦名神社・神農さんと、この道修町の空気を持ち帰りたくなって。

こちらの神社の御朱印帳と袋守を購入しました。

この御朱印帳&袋に刺繍されている張子の虎は安政5年に大阪で流行したコレラと関わりがあって、現在まで「薬効」のお守りとしてこの神社ではいろんなところに「虎」が描かれています。

 

木製の栞も購入。

「薬」の文字を囲む張子の虎。

台紙の「日本医薬総鎮守」の言葉に重みがあります。

やっぱり誰しも「健康第一」ですねニコニコ

この栞は御朱印帳の栞として使っています。

またおみくじを引いてしまいました爆  笑

神農さんに「大吉」「病気全快」と言われると、とっても心強い!!

 

さて。

この少彦名神社。

地下鉄堺筋線で北浜駅下車&徒歩でやってきました。

この周辺土地は古くから薬種問屋で栄えた道修町。

町おこしとして『道修町ミュージアムストリート』という知的好奇心を満たしてくれる展示が随所に展開されているという町内地図を頂いたので。

 

参拝後は道修町の散策をしますよ〜ラブ

(つづく)