邦楽合奏団 翔(はばたき) 第41回演奏会
愉しい演奏会を目差して・・・
これまでこのブログ、FBであまりお話したことのない私の音楽活動についてご報告いたします。
私はいまから41年前、昭和53年(1978年)5月に、仲間と共に『邦楽合奏団 翔(はばたき)』というアマチュアの合奏団を東京・神宮前(原宿・表参道の近く)にて結成しました。
同じ年の9月に結婚したかみさんも団員として活動しています。
「翔(はばたき)」は篠笛、尺八、琵琶、三絃、箏、十七絃箏、太鼓(平太鼓、締太鼓、桶胴、金鉦、木鉦、ささら、木魚・・・)などの日本の楽器のみで編成している合奏団です。
主に、現在活躍されている作曲家が和楽器のアンサンブルのために作られた曲(現代邦楽というジャンル)を中心に演奏活動を続けております。
学生時代のクラブ活動(邦楽部、三曲研究会、筝曲部などいろいろな名前、形態がありますが・・)でその魅力を知った者たちが卒業しても活動の場がほしい・・と結成したものです。
結成後に一般社中で箏を学んでいる方なども加わりました。
当初は30~35名のメンバーが所属しておりました。
団員は職業もさまざま。
化学会社の社員、研究員、不動産会社員、商社マン、銀行員、証券会社員、新聞記者、流通会社員、国家公務員、主婦、学生・・・。
年代も和楽器経験年数もバラバラでしたし、連絡を取り合うといってもパソコンもEメールも携帯電話もなかったときのこと、手紙と電話(固定電話、公衆電話)のみで連絡し合っていましたので、まとめるのは確かにたいへんでしたが、でも、いろいろな人がいるからこそたいへん楽しくおもしろく、和気藹々と活動を始めました。
結成の翌年秋には初めての演奏会を開催しました。
これは、アマチュアの趣味の団体だからこそ何か目標を持たないと活動が間延びしダレてしまう・・という意識があったからです。
そしてその後も一年に一度は必ず演奏会を開催する・・と心がけました。
若い頃は東京近郊の町でミニコンサートを開催することもありました。
私たちの合奏団の編成に合った曲が少ないことから、作曲家に委嘱し新しい曲を世に送り出すことも何度か試みました。
ある曲はその作曲家さんの代表曲のひとつとしてリストアップされてもいます。
地道に続けた結果、昨年は『結成40周年記念 第40回演奏会』を開催することができました。
(昨年の第40回演奏会。左から2人目がかみさん、3人目が私)
毎年のように聴きに来て下さるお客さま、日ごろから声援を送って下さる方がた、そして学生時代からご指導いただき、「翔」結成後も41年にわたり懇切丁寧にご指導下さる音楽監督の清水義矩先生・・・全ての皆さま方のご支援の賜物と心より感謝いたしております。
今週末、「翔」は第41回演奏会を開催します。
日時 : 9月28日(土) 14時開演
入場無料
場所 : 千代田区立 内幸町ホール
曲目 : Oriental Wind
(久石譲作曲、大友直也編
曲)
三本の尺八のための「ソネット」
(三木稔作曲)
千鳥の曲
(吉沢検校作曲)
湖月綺譚(こげつきたん)
(神坂真理子作曲)
尺八三重奏曲 風動
(杵屋正邦作曲)
秋によせる三つの幻想曲
(長沢勝俊作曲)
関東在住の方、「そのころ上京する予定があるよ」と仰る方、ご都合よろしければ是非お越し下さい。
現代曲中心のコンサートです。
愉しんでいただける(!?)と存じます。
愉しんでいただけるよう頑張ります!
お待ち申し上げております。
令和元年9月26日(木)
髭のマスター