立冬に想う
花に兆しが・・・
我が家の小さな庭の片隅に植わっている『ランタナ』。
クマツヅラ科の常緑低木で、初夏から秋まで長く次々に花が咲いて目を楽しませてくれます。
オレンジ、赤、黄色、紫、ピンク、白などいろいろな色があるそうですが、小さな花がこでまりのように集まって咲く姿は可愛いく、いくら眺めても飽きないですね。
ところで、我が家では初夏のころは黄色い花が咲いていました。
でも今の季節、赤い色が目立っています。
不思議だなあと思っていましたら、育てているうちに花の色が徐々に変化するので『七変化』という別名もあるそうです。
さて、昨日の7日は二十四節気のひとつ「立冬」でした。
暦の上では冬になったのですが、我が家の『ランタナ』はまだまだ元気に咲いてくれるようです。(^-^)
そう、確かにこの数日は暖かく、TVニュースの気象予報のコーナーでも10月の陽気だと言っていました。
それでも空の色や雲の形、風の音に冬の訪れを感じ始めるころになりました。
少しずつ季節は移ろっていっています。
ランタナが黄色から赤に変わったのもその兆しなんでしょうね。
微かな移ろいを楽しめるようになりたいです。
それにしても、ほかの季節と違って、冬にはしゃきっと立つのではなく、そっとやって来てほしいものです。
『春は“立つ”夏も立ちけり秋も立つ
冬は立つより“入(い)り”がふさわし』
一歩
平成30年11月8日(木)
髭のマスター