ぽこぽこライブ『ラストコンサート』 | 髭のマスターのブログ

ぽこぽこライブ『ラストコンサート』

皆さまの‟熱い想い”を感じて・・・

 

 

 

 

 

 

きょうは‟ぽこぽこライブ VOL.97”にしてラストコンサートとなる『黒田映李 ピアノ ソロ コンサート』がありました。

 

ご出演のピアニスト黒田映李さんの渾身の演奏により素晴らしいコンサートとなりました。

(途中のMCも楽しく・・・)

 

オープニングは、うちのかみさんが当店のオープンに合わせて作曲してくれた『Poco a poco のテーマ』に私自身が数年前に詞をつけたものを、映李さんの伴奏で私自身が歌うという試み。

本人は音をはずしながらも楽しんだのですが、お客さまはどのように感じられたか・・・(?)

 

さて、気を取り直しての(笑)コンサートは、ご本人が思い入れがあると仰るベートーヴェンの「エリーゼの為に」で始まり、シューベルトの「即興曲 D899 Op.90」、シューマン=リストの「献呈」、バッハ=プゾーニの「シャコンヌ」と次々に大曲、名曲が披露されました。

 

どの曲も、どの曲も心のこもった演奏にお客さまはぐいぐい引き込まれます。

(心のこもった熱演でした)

 

そして最後に訪れたビッグなビッグなサプライズ。

 

第一弾 : これまで当店で演奏して下さったN響のヴァイオリニストやチェリストの皆さんが海外公演先のドイツ・ケルンからビデオメッセージを寄せて下さいました。

ヴァイオリンの高井敏弘さん、丹羽洋輔さん、チェロの宮坂拡志さん、そして2月にご出演いただいたばかりのヴァイオリンの三又治彦さん・・・皆さんからのお心のこもったメッセージに大感激いたしました。

 

第二弾 : 

 

※ 昨夜は、感動と疲労困憊、眠気により、ここまでで力尽きました。

  ここからは本日(21日)書き続けます。

 

ビッグなビッグなサプライズの第二弾は・・・

 

冒頭に私が歌った『Poco a poco のテーマ』をさらにアレンジし、ブラッシュアップしたものとして店内にいる全員で歌って下さる・・という壮大な仕掛けでした。

 

アレンジは世界的に活躍されている名ピアニストの佐藤卓史さんの手によるもので、Aメロ、Bメロつきの華やかなものに生まれ変わりました。

そのメロディーにご出演の黒田映李さんと、さらに当店と関係の深いアーティストの皆さん(遠くは宇都宮在住の方まで)が当店での想い出をいくつもの言葉に託して出し合って合同作詞し、黒田さんがまとめ上げて下さり大作が出来上がっていました。

 

それを、合同作詞して下さった方々の中で当日集まれる方すべての方がピアノの周りに集まり、黒田さんのお母様の先導で、お客さま全員と一体となっての大合唱。もちろん私も感激のあまり声を詰まらせながらも共に合唱。原曲の作者であるうちのかみさんも厨房から顔を出し一緒に合唱。

(私はカメラ側にいたため写っていませんが・・・)

 

華やかで素晴らしいメロディーにぴたっとはまった、その詞の内容が素晴らしく、当店に対する皆さんの想いがいっぱい詰まっていて、かつ、私が当店オープン以来目指してきた理想の姿がそこにはあって、素晴らしい曲に仕上がっていたものを、店内にいる全員で大合唱したのですから、皆さんの想いがひとつに大きくまとまって、感動的な世界が広がりました。言葉ではなかなか言い尽くせません。

 

今にして思えば・・、コンサートの数日前に黒田映李さんから「当日のプログラムです」とメールをいただきましたが、『シャコンヌ』のあとにこの『Poco a poco のテーマ』があったのです。私が「こんな軽い曲をシャコンヌのあとにしていいのですか?」と尋ねると、「これはウィーン留学時代のルームメイトの高橋いつきさん(この方も素晴らしいピアニストさんで当店にも一度お越し下さったことがあります)のアレンジバージョンです。」とお返事がありました。私はなんとなくしっくりいきませんでしたが、まあ、いいか・・と、そのままにしたのでした。

なんとその短いお返事の裏にこのような‟たくらみ”(笑)が隠されていようとは・・・。やられました。(笑)

 

この壮大な二つのサプライズ。

一昼夜経ったこの時点でもこの場面を想い起こすとじ~んと涙が滲んできます。

ご尽力、ご参加下さったアーティストの皆さま、当日会場で一緒に合唱して下さったお客さま、すべての方々に心の底からの感謝を申し上げたいと存じます。

 

私はなんという幸せな人間なんでしょう!!

そしてこのような素晴らしいアーティストの皆さん、そして温かなお客さまたちに見守られてきた当店『Cafe Poco a poco』はなんという幸せな店なんでしょう!!

 

これまでの約7年8か月、短い期間でしたが関わって下さったすべての皆さまに心から感謝申し上げます。

そしてこの恵まれた環境にあった当店を維持、継続、発展させていくことができなかった私の非力を心よりお詫び申し上げます。

 

今回のラストコンサートを通じて感じた、考えたこと、想いを述べさせていただきました。

長々と書きましたが、最後までお読み下さり有難うございます。

 

残り僅かとなりましたが、誠実に務め上げたいと存じます。

最後の一日までどうぞご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

 

<追記>

今回のラストコンサートのプログラム、実は当日の朝、自宅のパソコンとプリンターで作製、印刷したものです。ページの余白に何を入れようか・・と考えましたが、我が家に咲き始めた私の大好きな「雪柳」を入れることにして朝撮影いたしました。

 

   『 プログラムに今朝の姿や雪柳

        我が深き想い感じらればや 』   一歩

 

 

 

平成29年3月21日(火)   髭のマスター

 

 

 

 

<本日のお知らせ>

 

 

1.今後のスケジュール

 

(1)3月23日(木)10:30~12:30 『ギロック会』

    (この時間帯は貸切です。)

(2)3月24日(金)15時にて早仕舞い

    3月25日(土)~26日(日)は

    東京での慶事出席のため臨時

    休業いたします。

(3)3月28日(火)お昼前後、数時間セミナー開催で貸切

                                                                   (予定)

(4)3月31日(金) 最終営業日、午後貸切。

 

 

☆定休日

  3月7、14、21日の各火曜日 

  (28日の最終火曜日は通常営業いたします。)

☆臨時休業

  3月24日(金)15時~26日(日)終日

  東京での慶事出席のためお休みを

  いただきます。

 

 

 

 <本日のお知らせ>は以上です。

 

 

 

 

 

 本日も当ブログにお立ち寄り下さり有難うございます。