“チルソク”の想い出
年に一度とは切ないですね・・・
きょうも朝から降ったり止んだり・・とスッキリしないお天気でした。
いまも小雨模様で、今夜の『七夕』は星空を見ることが叶いません。
残念です。
昨日、きょうのNHKニュースで報じていましたが、東京の『多摩六都科学館』のプラネタリウムが『世界最多』の星が見える装置にリニューアルされたそうです。
正に本日リニューアルオープンで、『七夕』の夜空をたくさんの人が堪能されたことと存じます。
直径27.5mのプラネタリウム・ドームに、なんと1億4000万個の恒星が映し出されるそうです。
すごいですね。
私の東京の留守宅はこの『多摩六都科学館』から自転車で5~10分ほどの所です。
こんど帰ったときには是非とも見てみようと思います。
ただ、いつ帰れるかが問題。一年に1回も行けないかもしれません・・。そうなると『七夕』以上ですね。『八夜』かな・・(笑)
『七夕』で想い出すのは映画『チルソクの夏』です。
2004年(平成16年)4月に公開されたこの映画は、当店のお客さまでもあるⅠさんが盛んに推奨されている佐々部清監督の作品です。
私はこの作品を同年8月の末に南銀天街にあるシアターで鑑賞したのですが、なぜ覚えているかというと、そのとき『チルソクの夏鑑賞句会ライブ』なるものがあったからです。
もちろん知らずに出向いたのですが、俳人の夏井いつきさんがいらっしゃっていて、『チルソク』『七夕』『星祭り』の3っつを席題として俳句を詠みましょう・・ということになっていました。
映画を観る前に投句して、鑑賞後に夏井さんの選評があるというものでした。
『チルソク』とは実は韓国のことばで『七夕』を意味します。映画を観る前はそのようなことも知らずに出かけたのですが、それで私は席題の中で『星祭り』を選んで2句ほど投句しました。
映画は青春の、初恋の甘酸っぱさやはかなさ、また若人のさわやかさなどが当時の日本と韓国の関係や世相を背景に丁寧に描かれていて鑑賞後はとても爽やかな、そして切ない心持ちとなりました。
実はこれ以前に観た映画『スイングガールズ』の上野樹里さんを気に入り、彼女が出演するというので観に行ったというのが本当のところでしたが、主演の水谷紀里さんのなんともいえない爽やかさにほれました。
こんな状態ですから監督がどなたか、などは全然気にしていませんでした。
(Ⅰさんに叱られそうですね。)
でも映画そのものはたいへん素晴らしく、心が充実したのを覚えています。
あとで知ったのですが、上野樹里さんも『スイングガールズ』より先にこちらの撮影をしていたそうで、やはり素敵な女優さんは無名のときから素敵だったし、その人を見初めて採用された佐々部監督もやはり素晴らしい監督さんだと思います。もちろん主演の水谷紀里さんは素敵でした。
上映後に『句会ライブ』が行われました。拙作も一句、第5席ぐらいに選んでいただいておりました。
ステージ上の夏井さんが順次発表、講評しながら作者に呼びかけて話をするというスタイルでした。
私も声をかけていただきやりとりしました。
地元の松山に“逆単身赴任”中だった私は
『ふるさとの大気清けし星祭り』
と詠んだのですが、
夏井さんからひととおり講評のあとで『ふるさとの・・ということは外から帰ってきたの?』
私・・・『いま逆単身赴任中なんです』
夏井さん・・『そうか、寂しいねえ』
私・・・『いえいえ、結構楽しんでいますよ』
なんてやりとりがありました。
七夕の、いえ“チルソク”の想い出です。
『 雨天ゆえ旧暦にかける逢瀬かな 』 一歩
誠に勝手ながら、先日来お伝えしておりますとおり、
『明日8日(日)は正午までの営業、正午以降臨時休業』とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
平成24年7月7日(土) 髭のマスター
<本日のお知らせ>
(1) ライブのお知らせ
『魅惑のJazzライブ』
(当店オープン3周年(8/8)記念ライブ)
日時 : 7月22日(日) 14:00~
出演 : Vo.大石玲子、 Sax.渡邊美砂
Pf.渡部由紀、 Ba.吉岡英雄
曲目 : スタンダードナンバーからポップスまで
(当日のお楽しみ)
料金 : 一般 2500円、 中学・高校生 1500円、
小学生以下 1000円
(いずれもケーキセット代含む。)
(2) 7月の休業
定休日 7/3、10、17、24、31 の各火曜日
臨時休業 7/ 8(日)午後
7/15(日)終日
(3) 本日のコーヒー、紅茶
『キリマンジェロ』 通常480円 → 430円
『アールグレイ』 通常480円 → 430円
<本日のお知らせ>は以上です。
☆本日も当ブログにお立ち寄り下さり有難うございます。