祈りの日
決して忘れてはいけない日
昨日3月20日はお彼岸の中日でもあり、春分の日でもありました。また火曜日でしたので当店は定休日でした。
しかし、そんなことよりも昨日は東京の『地下鉄サリン事件』から17年目に当たる日であったことを銘記した一日でした。
いえ、正直に言いますと、日中はバタバタしていて夜になってから思い出したのでした。心の中で自分を叱りました。
当時、私の勤務先は地下鉄銀座線『虎ノ門駅』のすぐそばにあり、虎ノ門駅は地下鉄千代田線、丸の内線、日比谷線が乗り入れる『霞ヶ関駅』から数百mのところにあります。
ですから、まかりまちがえば私も巻き込まれていた可能性もあったのです。
幸いと言っては被害に遭われた方々には申し訳ないのですが、その日はちょうど長女の中学校の卒業式の日で、私は有給休暇をとっていたため巻き込まれずに済んだのでした。
式から帰ってなんだか騒がしいのでTVをつけたら大々的に報道されていてびっくりした次第です。
霞ヶ関駅では助役の方が亡くなりましたし、職員の方を始め多くの罪も無い乗客の方々が被害に遭われました。
勤務先が入っているビルの地下にある喫茶店のマスターが重症を負われたということも耳にはいり、まだ分からない犯人に対して心の底からの怒りを覚えました。
その年、平成7年は1月17日に『阪神・淡路大震災』が発生に6434名の尊い命が奪われました。そして多くの人々が苦難の生活を余儀なくされて、人名の尊さ、平穏な暮らしの大切さを人々が再認識したはずでした。
その同じ年に、わずか2ヵ月後に、このような大事件を起こしたのですから、私じゃなくても“腸が煮えくり返った”ことでしょう。
お亡くなりになった方々のご遺族の悲しみ、苦しみはなかなか癒えないことでしょうし、いまだに後遺症に苦しんでいる方も多くいらっしゃいます。
その方々にどのように接し、そっと支援の手を差し伸べればよいのか、なかなか難しい課題です。
そして、それは、昨年の東日本大震災の被災者の方々に対する私たちの“ありよう”とも通ずるものだと思います。
自分にできるだけのことをさせていただくとともに、心の底からの『祈り』を捧げたいと存じます。
平成24年3月21日(水) 髭のマスター
<本日のお知らせ>
(1) 3月の休業
定休日 3/6、13、20、27 の各火曜日
(2) 本日のコーヒー、紅茶
『キリマンジェロ』 通常480円 → 430円
『アールグレイ』 通常480円 → 430円
<本日のお知らせ>は以上です。
☆本日も当ブログにお立ち寄り下さり有難うございます。