好奇心を満たせば、あなたの育児は本当に楽になる
こんにちは![]()
新潟で6歳と3歳の男の子きょうだいを育児中の育児コンサルタントおこめママです![]()
今日は質問があった「甘えさせ」と「甘やかし」の違いについて私の考えを書いてみます![]()
例えば、おじいちゃん、おばあちゃんが子どもたちに「○○(お菓子の類)が食べたい」や「○○が欲しい(買って)」と言われると、なんでも「はいはい
」といって買ってくれたり、食べさせてくれたり…
親が子どもを叱ろうとすると、「あんまり怒るな!」子ども(孫)をかばい、親のほうが逆に怒られてしまったり…
こういうことってよくありますよね。(我が家ではよくあります…
)
これは『甘やかし』で、よくないというのはわかると思います。
『甘やかし』はわかりやすいです![]()
でも『甘えさせる』というのはちょっとわかりにくいです![]()
わかりにくいというか、『甘えさせている』つもりが『甘やかし』になってしまったり、『甘やかし』だと思っていたことが実は『甘えさせる』ことだったりと、この線引きが曖昧になっていることが多いと思います。
『甘やかす』というのは上の例にも書きましたが、大人の都合で子どもに物を与えたりすることです。
「泣かれたら困るから」「子ども(孫)に嫌われたくないから」というような理由で子どもの言いなりになることですね![]()
それに対して『甘えさせる』というのは子どもの認めてほしいという気持ちを受け入れてあげることです![]()
『甘え』と『甘やかし』が混同されているという最たる例が「抱き癖」だと思います。
「抱き癖がつくから抱っこしてはいけない」というのはみんな聞いたことがあると思います。
私も、一人目の時も、二人目の時も言われました。
抱っこから降ろして、すぐにまた子どもが泣き出すと「抱き癖がついてる」「よく泣くのは抱き癖のせいだ」と本当に何度も言われました![]()
しかし「抱き癖」というものはありません![]()
赤ちゃんが泣くのは『甘え』です![]()
まだ言葉もしゃべれない赤ちゃんでも承認欲求というものがあります。
しかし、赤ちゃんは泣くことでしか意思表示できません![]()
不安なとき、おなかがすいたとき、不快なとき、赤ちゃんは泣きますよね。
それを抱き上げて受け入れることで『甘えさせ』ているのです。
『甘えさせる』ことで赤ちゃんの認めてほしいという気持ちを受け入れてあげているのです![]()
大人でも子どもでも、全ての人は誰かに依存していますよね。
その依存すると言う事が『甘える』ということです。
私たちは、甘えさせてもらう事で相手を信頼できますし、甘えられる事で可愛い、愛おしいと思うのです![]()
なので、赤ちゃんが泣いたら、すぐに抱き上げてあげてください![]()
それは決して『甘やかし』ではなく、子どもの『甘え』を受け入れているということですよ![]()
我が家では、朝起きた時、眠いとき、私が忙しく何かをしているときに「抱っこ~」と言ってくることが多いです![]()
「忙しいから後で」「ちょっとまってて」ばかりだったときはいつまでもグズグズして足元に絡みついていましたが、今ではその時が子どもたちにとっては不安だったり甘えたい時間なのだと割り切って、手を止めて抱っこしています![]()
しばらくすると子どもの方から降りてほかの遊びを始めますよ![]()
そして、十分に甘えさせてもらった子どもは早く「自立」することができます![]()
子どもが成長するときは「依存(甘える)」と「自立」を繰り返しています![]()
安心して「甘えられる場所(安全基地)」があって初めて挑戦することができるからなんです
「甘えられる場所」がないと不安や不満が解消されず、新しいことに挑戦することができなくなってしまいます。
子どもはいつも甘えているわけではありません。何か不安になった時に甘えるのです。
そして甘えた時に、受け入れてもらえると、その不安が消えまた頑張れます![]()
私たちの親の世代では『甘えさせる』と『甘やかし』が混同され、子どもの成長に必要な『甘え』さえ許されないことがありました。
「甘やかしているからわがままになる」と言って必要な甘えを受け入れないと、子どもは甘えることに執着するようになります![]()
何とかして甘えたいという思いが、手に負えないような反抗的な行動(癇癪など)を引き起こしたりするのです![]()
「甘えさせる」ことで得られることは子どもにとって必要なことです。
「甘やかし」によって得られるものは、子どもにとって不要なことなのです。
必要な甘えは十分受け入れてあげましょう![]()
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