好奇心を満たせば、あなたの育児は本当に楽になる
こんにちは![]()
柴田メソッドインストラクターを目指して勉強中のおこめママです![]()
5歳&2歳の男の子を育てながら、フルタイムで勤務しているワーキングマザーです![]()
昨日の夜中、ふと目が覚めてSNSを覗いたら、この詩とは全然関係ない内容だったんだけど、頭の中に思い浮かんだんですね、「こだまでしょうか」
覚えていますか?東北大震災の時、民放のCMが自粛されて、何度も何度も流れていたこの詩。
これを聞いたら地震を思い出して辛い思いをする方もいるのかもしれませんが、忘れちゃいけない大きな出来事でした。
そして今、また九州で大変な災害が起こっています。
私は九州から離れて住んでいるので、普段と変わらない生活が送れていますが、明日は我が身だと思い主人と災害時のアレコレを話し合っています。
さて、話を戻しますね。
その「こだまでしょうか」は金子みすゞさんの詩ですよね。
『こだまでしょうか』
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。
私はもう暗唱できるレベルです
この詩の解説があったので紹介したくてですね。
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「金子みすずのこころ」より
こだまし合うこころ
「みすずコスモス」、みすずさんのこころの宇宙の共通のまなざしは、「こだまでしょうか」という作品です。
こだまとは、“丸ごと受け入れる“ことです。
かつて、私達のまわりにいてくれた、すてきな大人たちは、こだましてくれる人達でした。
ころんで「痛い」といった時、両親は「痛いね」と、私の痛さを丸ごと受け入れてくれて、返してくれました。
こだまは、「ヤッホー」といったら「ヤッホー」と半分の大きさになって返ってくるわけですから、「痛いね」と返してくれた時、私の痛さは半分になることができたのです。
しかし、今、私を含めた多くの大人が、こだますることをしないで、一方的に否定し、一方的に励ましてはいないでしょうか。
ころんで「痛い」と いった時、「痛くない」といっていないでしょうか。
すぐに「がまんしろ」といっていないでしょうか。
“このお父さん、お母さんなら愛してくれると思って生まれてきてくれた小さい人たち“の痛さを否定し、励ますだけで、一度もこだましてあげることをしなければ、痛さは消えることなく、生のまま、こころの中の辛さやさみしさや痛さという器に、押し込めるしかないのです。
そして中学生くらいになると、その器が一杯になってしまう子がいるのです。
その子が新しい辛さや痛さに出合った時、もう入れることができませんから、一度、思い切って、その器をひっくり返して、からにするしかないのです。
未来ある人達を、そんな状態に追い込んだのは、私達大人です。
私が子供だった頃、大人という人たちは、人の喜びを自分のことのように喜べる人達でした。
人の悲しみを自分のことのように悲しめる人達でした。
今、私達は自分は自分。
他人は他人と分離してしまいました。
だから、みすずさんは今、甦ったといってもいいでしょう。
私達のまわりはすべて、光と影のように、昼と夜のように、見えるものと、見えないもののように、二つで一つなのです。
二つで一つということを、きちんと認識する行為が、こだまなのです。
21世紀はみすずさんのまなざしの世紀です。
人と人が、人と自然が、自然と地球が、こだまし合う世紀です。
小さい人だけでなく、歳を重ねた人たちにも、こだまし合える自分でありたいと思います。
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佼成出版
「金子みすずのこころ」より
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これを読んで、もうね感動でした。
ものすごく共感したし、まさに柴田メソッドそのものだって思ったので。
なんか、すごく元気をもらえました。
詩って深いですね…
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