奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
なんとかレッスンを続けてきたけど、いろんなご事情で、今月で『卒業』を決められた生徒さん。
練習していなくても、先生のお話を聞いたり、お話したりするのが楽しい、って言ってくださっていたけど。。。
電車通学や部活で日々いっぱいいっぱい。
今日が最後のレッスンとなりました。
【やまなかみゆきピアノ教室】に、体験レッスンに来られたら、どんな方にも必ず申し上げていることがあります。
ピアノのレッスンを長く続けていくことは大切ですが、誰しもいつか『今日でおわり』という時が来ます。
おばあさんやおじいさんになるまで、続けてレッスンに来れれば良いですけど、そんな方もいません。
問題は、レッスンを辞めたあとです。
辞めた後が大事。
辞めてからも一人でピアノを弾いていける力を辞める時が来るまでにつけて欲しいし、一人で弾ける力をつけていきます。
と申し上げています。
ピアノのレッスンを辞めてしまったら、今までやってきたことや積み上げてきたものが、みんなリセットされて忘れてしまうなんて悲しすぎる。
楽譜がなくても、『なんか弾いて』って言われたらサラリと弾ける力、それは、ある意味『生きる力』でもあると思うのだけれど。
そんな力を ピアノを通してつけていって欲しいなと思っています。
もっと言うなれば、子どもたちがレッスンに通っている時より、辞めた後の人生の方が長いんだから、その中で、ピアノと上手に付き合って欲しいなって。
今日で終わりの彼女も、これから先の人生の中で、ピアノと上手にかかわって欲しい。
そして、彼女を前に、レッスンの最後にご挨拶に来られたお母さんにも申し上げました。
買ってもらったピアノ、何年弾いた?
買ってもらった金額 ÷ 年数 ÷12カ月で、
1か月いくらでピアノを弾いていたかの使用料が出るよ。
って( ̄▽ ̄)
それを聞いた お母さんが言いました。
恐ろしい金額です(^◇^;)
ひと月1万円で6年間使ったとして、72万円ですからね。
使えば使うほど、『使用料』は低くなる。
って、こんな考えを保護者や生徒さんに投げかけるってどうよ?と思うけど、
これは、私がよく父から言われていたこと。
エレクトーンを買い替えるたびに、
『ひと月、なんぼ(いくら)で弾いてん?!』
って。
確かにね〜(^◇^;)
今となっては、ありがたいこと。
両親に感謝。
お別れのご挨拶をして、玄関で靴を履いている生徒さんに言いました。
「お母さんにも、ピアノの送り迎えをしてもらって、ありがとうって言いなさいよ(^^)」って。
お母さんに私からも、
『長らくのご送迎、お疲れさまでした。ありがとうございます』と申し上げました。
帰り際にいただいたお心遣い。
包装紙を見ただけで、思わず
空気ケーキ。〜!
って叫んでしまいました(笑)
さっそく、亡き両親の仏前にお供えして、お下がりしてから、生徒さんの小さかった時のことなど、しみじみ思い出しながら、いただきました。
(このように生徒さんからお心遣いをいただけるのは両親のおかげ…と思っているので、このようなことがあるとまず両親に報告かたがたお供えをします(^ ^)
これから先の人生も、ピアノをやっていて良かったと思ってくださいますように。
元気でネ (^_^)v