奈良市【やまなかみゆきピアノ教室】山中です。
大学生のピアノ王子。。と言うて良いのか、歳上過ぎるか(^◇^;) に昨日言った言葉です。
『100回でも、200回でも言いますよ』
今週は、練習が出来ていません。。って言われたことからの話の延長で、上記のように申し上げました。
レッスンにおいて、
『それ、前も言ったよね』
『また、同じところ間違えてるね』
『何回同じこと言わせるの』
『初めて聞くような顔をしないで』
などなどという言葉。
私の中にはありません。
前に言ったことや、教えたことが、今週も出来ていなかったとしても、
初めて説明するような口調と表情でレッスンします。
『ああ、まだわかっていないんだな』
『まだ覚えていないんだな』
そう思いながら、一から説明します。
別に、自分の言ったことや、教えたことを覚えてもらっていなくても、腹も立たないし、がっかりもしません。
なので、同じことを100回言ったとしても平気です。
だから、練習していなくても、また同じ間違えをしても、大丈夫。
同じ間違えをしている、まだわかっていないんだと本人は気づいていないから、同じことを繰り返す。
それを またや!まだや!とわかるのは教えている私だから。
かろうじて、『また同じ間違えをしている』『同じことを言われている』と自覚があるのならまだ救いようがあるし、言われていやなら、やればいい。
それもない人には、こちらも初めて説明するように言います、と。
そして、
『それ、前も聞いた』
『先生、また同じこと言うてる』
と思った時が、あなたがわかった時。
理解した時。
モノにした時。
だから、何回でも言います。
それは、大学生だから、大人だから、子どもだから、関係なく、どの生徒さんにも言います。
一回で何でも出来たら苦労せーへんし、習わんでええやん( ̄∇ ̄)
あなたの目標に向かって、あなたと一緒に、あなたを持ち上げ、引っ張り上げ、すくい上げながら行きますとも。
こわばったピアノ王子の表情が、緩やかにほころんだ瞬間でした。