お気の毒なトラウマ | 奈良市音楽教室【やまなかみゆきピアノ教室】おんぷのつぶやき

奈良市音楽教室【やまなかみゆきピアノ教室】おんぷのつぶやき

音楽教室を運営しながら、同じピアノ教室の仕事をされている先生方との交流を深め、日々、思うことや感じたことを 書きなぐり?ぃぇ、書き散らし?ぃぇ、書き綴ります。無料体験レッスン随時受付中!

3人の娘さんのお母さんでもある大人の方のレッスン。

ちょっと弾き間違えたり、止まったりすると、すぐに

『 すみません 』 を連発される。

『 大丈夫ですよ。そんなに謝らないで下さい。噛みつきませんから (^w^)』

って言うと、

『 はぁ~ 』 って、少し安心して、ため息をつく。

でも、弾く姿勢は、とっても背筋が伸びて良い…のではなく、ガチガチの直角座り (^_^;)


『リラックスして下さいね~、肩が、ガチガチですよ~』

って、言うと、少し脱力するも、またガチガチに…(^_^;)


レッスンが終わって、安心したようにお話された。

『 どうしても、子供の頃のトラウマがあって、ピアノを弾くとよみがえってしまうんです。 子供の頃に、先生に習いたかったです。ここの教室が、あれば良かったです~』

って。そう言っていただけて、嬉しいのですが、反面、子供の頃に、どんなにつらいレッスンを 受けておられたのか…汗と胸が痛くなりました。


それでも、子供の頃にやっていたバイエルの番号を今日、越えました。

子供の頃のトラウマを 少しでも和らげて差し上げようと、早く、子供の頃にやっていた番号を 越えて、自信を持って欲しいと思いました。

それでも、そんなにつらい思い出のあるピアノを 再開されたこと、並大抵ではなかったと思います。

それだけでも、立派なんだから、自信を持って…、と言いました。

とても、嬉しそうに帰って行かれました。

ピアノ教師としては、複雑な気持ちですが、なんとか、症状を 和らげて差し上げたいです。

今日の処方箋は 『ほめちぎって、安心&自信を得る』 でした。




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