ちょっと弾き間違えたり、止まったりすると、すぐに
『 すみません 』 を連発される。
『 大丈夫ですよ。そんなに謝らないで下さい。噛みつきませんから (^w^)』
って言うと、
『 はぁ~ 』 って、少し安心して、ため息をつく。
でも、弾く姿勢は、とっても背筋が伸びて良い…のではなく、ガチガチの直角座り (^_^;)
『リラックスして下さいね~、肩が、ガチガチですよ~』
って、言うと、少し脱力するも、またガチガチに…(^_^;)
レッスンが終わって、安心したようにお話された。
『 どうしても、子供の頃のトラウマがあって、ピアノを弾くとよみがえってしまうんです。 子供の頃に、先生に習いたかったです。ここの教室が、あれば良かったです~』
って。そう言っていただけて、嬉しいのですが、反面、子供の頃に、どんなにつらいレッスンを 受けておられたのか…

それでも、子供の頃にやっていたバイエルの番号を今日、越えました。
子供の頃のトラウマを 少しでも和らげて差し上げようと、早く、子供の頃にやっていた番号を 越えて、自信を持って欲しいと思いました。
それでも、そんなにつらい思い出のあるピアノを 再開されたこと、並大抵ではなかったと思います。
それだけでも、立派なんだから、自信を持って…、と言いました。
とても、嬉しそうに帰って行かれました。
ピアノ教師としては、複雑な気持ちですが、なんとか、症状を 和らげて差し上げたいです。
今日の処方箋は 『ほめちぎって、安心&自信を得る』 でした。

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