『そうそう今の』
とか
『それそれ~


って言いながらレッスンしておりますが、
こうだよ、ああだよ、と言いながら、生徒ちゃんが、それをキープしながら弾いている時に
『それそれ~』
『今の~、それ』
って。
結局のところ、理屈や説明じゃなくて、


の部分を私たちの仕事って、伝えようとしているのではないか、と思います。
2オクターブくらい跳ぶ音がある時に、
何センチ開いている、とか、
何センチ離れているから、
とかじゃなくて、
理屈抜きで、その音に手が、指がいく。
生徒ちゃんには、
『みゆき先生の手は、これだけ跳ぶと、ここ(2オクターブ離れた音)に届くけど、○○ちゃんのお手手と、先生の手の大きさは違うでしょ。だから、これだけ、っていうのが、皆違うのよ、それが、感覚っていうのかな、何センチ、とか言うんじゃなくて…』
なんて話しながら…。
もっとスタッカート

もっと強く

とか、この『もっと』の部分は、あと何センチとか、何ミリとかじゃない
感覚
昔、先輩の先生が、
『私たちの仕事って、も~っと右、とか、も~っと左とか、真ん中を歩いてもらうために、そんなことばかり言っているけど、真ん中を歩いてもらうために、私たちが、ブレたらだめなんだ』
みたいなことを言ってらっしゃって、若い私は、なんのこっちゃ?と思っていたのだけれど、
最近、あの時の先生の言いたかったことが、わかるようになりました。
ピンぼけから、クリアになる…。
生徒ちゃんと一緒に、先生も成長します



