入院した翌日に腫瘍摘出手術を受け

手術の4日後には退院です。

 

嬉しいけれど、あまりのスピードに思考が追いつきません。

入院中は上げ膳据え膳でラクチンだったし

他の家事に追われることもなくのんびりできて

もうちょっとここにいてもよかったのに、なんて思ったりして・・。

 

退院前日は「今日が最後なんだから」と同室のFさんに誘われて

病院に入っている喫茶店でお茶を飲みながらおしゃべりし、

夜になったら売店に行ってお菓子を買い、

人気(ひとけ)のない待合室のベンチに座り込んでまたおしゃべり。

おしゃべり好きで世話好き、気のいい同室者に恵まれました。

 

Fさん、私より早く入院していたけれど退院日は未定、

「でも私ももうすぐよ、明後日かな」と明るく言います。

この人、本当に病気なの?と疑ってしまうくらい元気。

おかげで入院中はずっと気分が落ち込まずに過ごせました。

 

同室がどんな人たちかって重要ですね。

入院する前は「意地悪な人だったらどうしよう」とビクビクしていました。

実際はみなさん、優しくて、明るくて、親切で、

一番年下の私を気遣って、そっとしておいてくれたり、声をかけてくれたり、

絶妙の距離感で接してくださいました。

本当にありがたかったです。

 

   キラキラ  キラキラ  キラキラ  キラキラ  キラキラ

 

私のベッドは病室の廊下側にあったので

病室からはあまり外を眺めることができませんでした。

病室の人たちとおしゃべりするのも楽しかったけれど、

ひとりでふらりとデイルームに行き

大きな窓から外を眺める静かな時間は

頭を空っぽにして過ごせる貴重な時間でもありました。