月1のペースでかかっている鍼灸院。
耳下腺腫瘍を発見し病院の受診を勧めてくださったのも
この鍼灸院のO先生でした。
私の病理検査の成り行きを心配してくださっていました。
鍼灸院に行き、腫瘍が悪性だったことを伝えました。
O先生はとてもとてもガッカリしていました。
「そうなの・・そうか・・」
O先生のあまりの落胆ぶりに
こちらの方が慰めなきゃという気持ちになり
「なってしまったものは受け入れるしかない、
クヨクヨしても仕方がないから
これからの検査と治療を前向きに受けます」と言いました。
O先生はていねいに私の体を診てくださり
麻痺した神経が早く治るよう
顔にたくさん針を刺してくれました。
マッサージやリハビリの方法も教えてくれました。
O先生の様子を見て、
こんなにも私のことを気にかけてくれる人が
家族以外にもいるんだなと思ったら
なんだか幸せな気持ちになりました。
世の中には心から他人を思いやれる人がいる、
その一人に私は親身になって大切に思ってもらっている、
(+長女の彼氏S君もとても気遣ってくれている)
その事実が私の心を温め、力が湧いてくる気がしました。
家の近くのダム湖と桜並木です。この眺めが大好きです。
通りかかるといつも心が和みます。
普段感じている交通の不便さや冬の厳しさなんか吹き飛んで
この眺めの中で暮らしていることが自慢に思えてきます。