入院まではさまざまな準備に忙しかったものの
普段の生活も努めて普通に送りました。
退院したらできるだけ綺麗な家に戻りたいから掃除も頑張りました。
私のいない間にどれだけ散らかってしまうか・・ちょっと心配しつつ。
雑巾掛けしながらふと暗い思いがよぎりました。
「綺麗な家に帰るための掃除、もしかしたら無駄になるかもしれない」
「私、2度とこの家に帰ってこられないかもしれない」
「今日を最後に、夫ひとりの家になるかもしれない」
飼い猫が甘えてくれば、変な勘ぐりまでし始めます。
「もしかして動物だから何か感じ取ってるの?」
「これが今生の別になるかもしれない?」
いやだ、私ったら急に弱気になって。
言霊ってものがあるんだから、言ったら本当になっちゃうよ
思うだけでも不吉だわ、さぁ変な妄想は消して!
元気で帰ってくる自分をイメージするのよ!!
夫は仕事で不在の昼間、ひとりの家の中で
ジェットコースターのように乱高下する心を必死に抑え
無理やり鼻歌を歌い空元気を出して過ごしました。
本当は長崎の牛肉を当てたくて応募した懸賞で
送られてきたのはキャラぬいの ”ゆめずきん” ちゃん。
なんだぁ、牛肉じゃなかった〜と一瞬ガッカリしたものの
子どもの頃からクジ運ゼロの私がとにかく当てたという嬉しさで
なんだかんだ言いつつ愛着が湧き大事にしています。
元気でお茶目な女の子という感じがいいです。