ラゾン 2014
生産地:スペイン、リオハ
生産者:ファミリア・エスクデロ
品種:テンプラニーリョ、ガルナチャ
色:スモーキーで黒味がかった煉瓦色
香り:すみれ、バラ、ミルク、古酒特有の香り
ボリューム:軽い○○○●○重い
タンニン:控えめ○○○●○強い
甘味:ドライ○○●○○甘い
酸味:まろやか○○○●○シャープ
果実味:スパイシー○○●○○フルーティ
飲んだ日:2024.6.28.Fri ~ 29.Sat
購入日:2024.4.5.
購入場所・値段:ソムリエ 10本で12100円
(1本あたり1210円、単品だと1969円)
唇にベタつきの残る甘味、ほんのり苦味、
パワフルな酸味、シルキーなタンニン。
余韻で苦味が再燃するが、すぐに
ミルキーな甘味とコクと塩味に覆われる。
乾いた木やコルクのような香ばしさが
古酒の趣を添える。
酸味やアルコール感のエッジも効きながら
わずかにオイリー&バランスの良い味わいで
全体として丸みのある印象。
ふくよかでボリューミーな飲み応えのある1本。
2日目は酸味が抜けて葡萄のジューシーさや
カラメル、カカオ、コーヒー感が出る。
チョコレートとの相性抜群。
ハンバーグ(きのこソース)とも
和食(焼き茄子の甘酢だれ、味噌汁)とも
大抵のものと合わせて遜色なし。
「スペインの赤ワインは醤油に合う」という
私の持論を裏切らない万能系マリアージュ。
抜栓すると、コルクと瓶の内側に
サラリとした泥のような澱。さすが10年もの。
なんだか高尚そうなイラストのエチケット
と思いきや、よく見れば単なる三平方の定理。
(欧米人て普通のことを壮大な物語に仕上げるのが
上手だよね、と偏見をコッソリぶちまけてみる)

